「江月」と落款の入った掛軸が転がっていたのを、安値で購入。
江月といえば和尚しか思い浮かばず、買い付けた店主も知らぬという。
どうも山口江月という、明治の末頃にはそこそこ知られた人の作らしい。
際立った個性がないので埋没したのでしょうが、いい買い物をしたと思います。

東京在住の絵師の絵が、どういう経緯で西日本の民家に眠っていたのか。
掛けた後に来歴を想像しながら鑑賞するのも、楽しいと思います。