最後に俺たちが忘れてはならないことを記しておく。

ある西日本出身者から教えていただいた替え歌。 朝鮮人の心のうたともいえる「アリラン」をもじったものだ。

コーチュエン コーチュエン とおもおてひろたーら ピールピンの栓やーったー パッカ見たねー

コーチュエンは五十円、ピールピンはビール瓶。 パッカは馬鹿だ。

満足な職業につくことができず、日本人が捨てたものを集めて僅かなお金にかえていた在日の暮らしが背景にある。

私は初耳だったが、ある地域では昭和の中期になっても「誰もがこれを歌って爆笑していた」という。 在日コリアンの耳に入らなかったわけがない。