言い方を変えるけど、
基本的に、モダニストは絶対的な客観性というものを疑っているわけでしょ。
そのうえでああいう予定調和的な作品を必要としてきたんだと思う。
モダニズムの性格には「客観性への疑い」と「絶対的な正しさの追求」の二つがある。
だからモダニズムを批判するときも、モダニストが持ったであろう「客観性への疑い」をきちんと踏まえないと批判たりえないはずだ。