米の臨書作品には強く自分の癖を出した物が多いのは有名だろう、湖州帖について墨跡大観には
「然用筆側媚多姿、全無顔書屋漏痕之意、而和米書十分相似、紙張、墨色亦在米帖中常見、故定于米臨顔書。」
とあるのも両者を見比べれば納得できる

2008年に江戸東京博物館でも実物を見たが書は米法そのものだった(解説にも米臨かと書いてあった)
ので墨跡本は江外帖を臨書したものだと思われる