米任天堂CEOのレジーさんことReggie Fils-Aime 氏がGameSpotのインタビューにて、
VC(バーチャルコンソール/懐かしのゲームが遊べるサービス)に関する質問の文脈で、
「ニンテンドーアカウントが購入と結び付けられる」、
いわゆる「アカウント紐づけ」が可能となったことを明らかにしました。
詳細については後日発表としていますが、
VCがアカウントと紐付けになれば、
ニンテンドースイッチ本体を買い替えてもソフトの引っ越し作業や買い直しの必要がなくなり、
ソフトを再ダウンロードすればプレイできるかもしれません。

任天堂のダウンロード販売タイトルは、
従来は購入してインストールした特定のハードでしか遊べない「コンソール紐付け」でした。
新品のハードで遊びたい場合は、「引っ越し元」から「引っ越し先」へのデータ移行作業が必要で、
引っ越した後は以前のハードからソフトが消去。
そのことを知らず、Wiiで買ったVCタイトルを「後からWii Uで再ダウンロードできるだろう」と
本体ごと処分してしまった筆者は泣きを見ました。

レジーさんはVCに関しては明言を避けつつ、
「ニンテンドーアカウントと購入の紐付けが可能になったこと」と、
それにより「出来ることの幅が広がった」と述べた上で「ユーザーの求めていることは把握している」とコメント。
さらに詳しくは今後、と含みを持たせています。

今回のコメントにより「ニンテンドースイッチ用VCについて」
「ニンテンドースイッチ間で引っ越し作業なしに移行できる」希望
(まさに「ユーザーの求めていること」です)は出てきました。
裏返せば「Wii U用のVC」には全く言及されていないため、
そちらはアカウント紐付けされない可能性があります。
すでに購入しているVCタイトルは、Wii Uの本体ごと大切に保管したほうが無難そうです。
VC
また「ニンテンドーアカウントと購入の紐付けの可能性」がVCのみとは考えにくく、
他のダウンロード版ソフトも同様の方式になるかもしれません。
たとえばソニーのPS Storeでは一本のソフトは合計5台まで機器認証した上でインストールできますが、
「一本のソフトで家族みんながマイハードで楽しめる」ならニンテンドースイッチ本体の購買意欲も高まりそうです。

1/20 - Engadget 日本版
http://japanese.engadget.com/2017/01/20/vc/