任天堂が26日発表した平成29年4〜6月期連結決算は、
売上高が前年同期比約2・5倍の1540億円、
純損益は245億円の赤字から212億円の黒字に転換した。
今年3月に発売した家庭用ゲーム機「ニンテンドースイッチ」や関連ソフトの販売が好調で、
業績が大幅に改善した。

■開始1年「ポケモンGO」は…

 4〜6月のスイッチの世界販売台数は197万台で、
3月からの累計販売台数は470万台に伸びた。
国内でも累計112万台売れ、ヒット商品になっている。
30年3月末までに世界で1千万台販売する計画の達成に向け、
広報担当者は「順調な売れ行き」と説明している。

 スイッチ向けソフトも「マリオカート」や「ゼルダの伝説」などの売り上げが拡大し、
累計販売は1360万本に達した。
一方、携帯型ゲーム機「ニンテンドー3DS」本体の販売台数は微増にとどまり、
ソフト販売は大きく減少した。

スマートフォン向けゲーム配信を中心とするスマートデバイス事業も
「スーパーマリオ ラン」などが貢献し、売り上げが好調に推移した。
関連会社が手掛けるスマホ向けゲーム「ポケモンGO(ゴー)」も、
低下傾向にあるものの利益の押し上げ要因となった。

 20年3月期の連結業績予想は、売上高が前期比53・3%増の7500億円、
前期に米球団の売却益があった反動が出る純利益は56・1%減の450億円とする計画を据え置いた。

7/26 - 産経WEST
http://www.sankei.com/west/news/170726/wst1707260079-n1.html