2017年07月30日 ゲーム
セガの新しい「コーポレート・アイデンティティー」
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 セガホールディングスはこのほど、グループのブランドイメージを視覚的・聴覚的に表現した新しい「コーポレート・アイデンティティー(CI)」を設定した。子供の瞳に「SEGA」の文字が映り込むわずか3秒の映像で、使用開始の時期は今後発表されるが、ゲームソフトやCMなどに使われる予定。
従来は1980〜90年代のゲームファンにはおなじみの「セ〜ガ〜」というフレーズがその役割を担ったが、なぜ今回変更したのか。セガグループの開発全体の最高責任者で、人気ゲーム「龍が如く」の生みの親として知られるセガゲームスの名越稔洋CPO(Chief Product Officer)に話を聞いた。

◇若い子たちは知らない「セ〜ガ〜」

――なぜCIを変更することになったのでしょうか?

 CIは、メディアで展開されるときに音と演出を絡めて、企業のイメージを象徴することを指します。セガは社名やロゴの認知は高いのですが、CIで共通化したものを作る必要があると考えたのです。

――昔のCMでおなじみの「セ〜ガ〜」のフレーズもCIですよね。有名だと思いますが。

 残念ながら、今の若い子たちは、そのCIをほぼ知りません。データの裏付けもありますが、知っているのは40歳以上の人たちで、セガがまだゲーム機を作っていたころの話ですね。前のCIが強かった分、イメージを引きずっているのです。
セガも気がつくと、セガゲームス、セガ・インタラクティブ、さらにセガサミーホールディングスと組織的に分割されています。さらにゲームだけでも、PCオンライン、パッケージゲーム、スマホゲームと細分化されていて、会社のアイデンティティーをまとめるのが大変なんです。そこで「セガグループのCIを作りましょう」となったのです。