2020.09.21

2020年9月16日(水)、任天堂は「ニンテンドー3DS」シリーズの生産終了を発表しました。SNSには感謝の声と共に、自分がプレイしたタイトルの思い出が多く寄せられています。ユーザーの生活スタイルそれぞれに寄り添った「3DS」。思い出や思い入れは三者三様のようです。





ユーザーの趣向や生活、プレイスタイルに寄り添ってきた「3DS」

 2020年9月16日(水)、任天堂は「ニンテンドー3DS」シリーズ(以下、3DS)の生産を終了したことを発表しました。 今回の発表を受け、SNSにはたくさんの感謝の声と共に、自分が一番プレイしたゲームタイトルの思い出も多数投稿されています。

「3DS版の『ゼルダの伝説 時のオカリナ』を大人になって再度やり直した」。「『モンスターハンターダブルクロス』を何百時間もプレイした」。「『妖怪ウォッチ』に出会えたのは3DSのおかげ」など。

「3DS」に寄せられた思い出を見ると、思い入れの深いタイトルはユーザーによってさまざまであることが分かります。ユーザーそれぞれに違った思い出を残したことこそ、「3DS」のゲームの”あり方”であったように思えます。

 それは「3DS」は他のゲーム専用ハードと比較すると安価で購入することができるうえ、親しみやすいおなじみのタイトルも多く発売されているからです。ユーザーがピンポイントでやりたいタイトルだけをプレイできる気軽さと安心感を「3DS」は持っていました。

 振り返れば、初代「3DS」が発売された2011年あたりからゲーム業界はひとつの過渡期に突入し、“ゲーム”自体のあり方が変容していった印象があります。 日本では2014年に発売された「PlayStation 4」の値段には驚かされましたし、「Xbox One」が持ち込む海外のゲームたちにどこから手をつけていいのか、混乱してしまうことも少なくありませんでした。

 ソーシャルゲームの課金システムに抵抗を感じてしまうこともそうですが、ゲーム業界が目まぐるしく進化、新しい遊び方を提示していく一方で、ゲーム自体に”置いてけぼり”を感じてしまう方も少なからず存在していたのです。

「ゲームはやりたいけど、今のゲームは自分の知っているゲームと様子が違ってきている」。そんな思いに寄り添ってくれたのが「3DS」であったのではないでしょうか。

     ===== 後略 =====
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