>>21
> 「ず」の前で行われる「想像的な思い浮かべ」と、「ず」自体について、「む」「まし」の前で行われる「想像的な思い浮かべ」とは、同じなのか違うのか。
> 同じだとすれば、同じ想定が 2 度行われるというのはおかしくないか。
> 違うとすれば、「をかしから」「あくがらさ」と「ざら」とは、ともに「未然形」でも「未然」の意味が違うのか。

横からだが、同じ想定を2度行うのでもなければ、未然の意味を無理に変える必要も無い。
「〜かくもあくがらさざらまし。」の場合、「「「かくもあくがらす」という想定の否定」という想定」と、
想定が入れ篭式になっており、全く同じ想定を繰り返すわけではない。
なお、「あくがらす」というのは実際に起こっていることだが、「『かくも』あくがらす」というのは
「かくも=こんな感じに」が示すようにあくまで想定であり、実際に起こっている「あくがらす」とは100%同一じゃない。