中国語と日本語の類似には一つのルールで成り立っている。
例えば
「蝉」。中国語では「sen」だが日本語で「semi」
「金」kinが「kane」になるように後から母音が追加されている。
中国の方で母音が消えただけかもしれないが。
「銭」も「zen」から「zeni」になる。
これなどは8世紀に来た言葉だろうが。
「蛙」も「kei」が「kaeru」
偶然では済まされないくらいの相似がある。

日本に稲作水田を伝えたのは中国江南から来た半農半漁の人々だったろう。
この人たちが言語を伝えなかった筈がないではないか。
「田」は「den」であり、「ta」に変わったのだろう。
「苗」が「myou」であり、「m/n」交替して「nae」に変わった。
「茎」は「kei」から「kuki」に変わった。
「米」は「mai」だが「kome」となっており、
「mai」から「me」になり「接頭詞」の「こ」が付いたと考えられる。
外来の物には外来語の名前が付くのは当然だ。
長い年月のうちに大和言葉として定着したのだろう。
「馬」については朝鮮も中国語も「ma」だからどちらの言葉か区別出来ないが
「ma」に「u」がついて「uma」になる。
「梅」は中国語で「me」だがこれに「u」がついて「ume」になった。
梅の木は奈良時代に中国から伝わったとされている。