僕の意見は、置き換え可能な場合の「は」と「が」の違いは
聞き手に対して、「が」は新情報で、「は」は旧情報、というものです。
新情報は聞き手に対し何も含意しない話者による純粋な情報。
旧情報、すなわち「は」の持つ主題性は何がしかを聞き手に含意させる。

『操作が簡単です。』= 裏の含意の無い新情報だが、
操作は難しいと思っている聞き手には新情報として「簡単」が強調されているように感じる。

『操作は簡単です。』= 「操作」は主題で、聞き手が主題をどう思っているかで意味が変わる。
操作は簡単と思っている聞き手には、一般論として中立的表現に感じる。
操作は難しいと思っている聞き手には、予想外感を抱かせる。主題の期待された述語を裏切られる。

『テレビが信用出来ない』= 話者による新情報として提示されているので、聞き手は話者個人の意見と捉える。
『テレビは信用出来ない』= 主題として提示されているので、聞き手がどういう先入観を持っているか話者が予想する事で意味が変わる。
聞き手も同意する一般論となる場合と、聞き手の予想を裏切る場合がある。

『シートが後ろに倒せない』= 「シートが倒せない」のは話者の提示した新情報である。
『シートは後ろに倒せない』= シートは倒せるものだという聞き手に対しては予想を裏切る意図、
シートは普通後ろに倒せないものだという認識を共有してる場合には一般論の提示となる。