「画が 掛けてある」/「[誰かが 画を 掛け]て ある」
「私は 君に 来てほしい」/「私は [君が 来]て ほしい」
「私が 国民の皆様に 理解していただく」/「*(私が) [国民の皆様が 理解し]て いただく」
特異性の内容は共通している。それぞれ斜線の右が脱範疇化した構文。
今のところ右下だけが非文法的ということになっているが、埋まっても理論的にはおかしくない。
ちなみに、「-てある」は「-ている」と違って、前に来る動詞がかなり限られている。アスペクトの体系の中にあるとはいい難い。
また、「-てほしい」はモダリティではない。「-てほしかった/-てほしく ない/-てほしい だろう/-てほしい か?」等、
普通の形容詞と変わらない振る舞いをする。