>>504
白峰方言についてはわからないが、
首里那覇方言の長母音は入り渡り鼻音消滅で説明するのは無理があるよ。
二拍名詞に限っても、「桶」のように濁音がなくても第一拍が長母音化している語も、
逆に第二拍が濁音でも第一拍が長母音化していない語も、かなりの数にのぼる。

イーチ(息)、カーミ(甕)、カーミー(亀)、シーシ(煤)、ナ(ー)カ(中)、ナーファ(那覇)、
ハーイ(針)、ハーシ(箸)、マーチ(松)、マーミ(豆)、ムーク(婿)、ム(ー)トゥ(元)、
クース(古酒)、クヮーシ(菓子)、サーター(砂糖)、スーテー(所帯)、ヒャーク(百)、、、etc

アジ(味・按司)、ウディ(腕)、カジ(風)、カジャ(匂い、九州等でカザ)、カドゥ(角)、カビ(紙)、クビ(首)、
サビ(錆)、タビ(旅)、トゥジ(妻<刀自)、ナダ(灘・涙)、ハジ(恥・はず)、ハダ(肌)、ハバ(幅)、ハブ(ハブ)、
ミジ(水)、ムジ(麦)、、、etc