現代英語では二人称はyouしかないが、エリザベス朝の英語では、youとthouの2種類あった。

翻訳では使い分けがむずかしく、残念ながら正確に伝わらないが、ていねいなyouと、親しみをこめたthouの違いは、詩や劇の世界にかなり大きな影響を与えている。
おもしろそうな作品はぜひ原文に当たって確かめてみたい。

ちなみにyouは元来二人称の複数形だったものを単数形として借用したものであり、本来の単数形はthouである。
単数形としてのyouは、you - your - you - yours - yourselfと変化する。
一方、thouの変化は、thou - thy - thee - thine - thyselfだ。

ttp://www.geocities.jp/todok_tosen/shake/keyword/you_thou.html