>>303
作っては、使ってみて、不具合があったら治し、場合によっては語彙の半分近く変わってしまうような
荒療治を何度も繰り返して洗練させていったということだよ。
乱造して大量に廃棄するというのは、正解の選択肢を探すための根性の作業なのです。
電球ができるまで何百という失敗作が作られなければ実際に点灯する電球はできなかったのです。
人類の文明もたいてい頭を働かせてもそんないいアイディアは浮かばないから、
何十・何百と言う方法を実験して、たまたまうまく行ったものだけピックアップして使っているだけなのです。
ライト兄弟も最初から飛行機の完成形が脳内に浮かんだわけじゃないよ。
作っては直し、作っては直し、普段の改良を加えたからなんとか飛ぶ形までたどり着いたのです。
ライト兄弟以前にも飛行機を考えていろんな人が作ったから、無数の失敗の中、たまたまうまく行ったパターンだよ。
失敗は成功の母なのです。

ザメンホフのエスペラントも最初からあの完成形ではなく、14歳ごろにラテン語っぽいものや、
アプリオリ言語で活用系がいっぱいあるもの、アポステリオリだけど活用系が多いもの、
ほぼエスペラントだけど、名詞の接尾辞が-eだったり、今と若干使用が違うもの、
Unua libroのヴァージョンと、1905年に改定しないと宣言したヴァージョンとでも微妙に違うし、
大量の実験の中、正解を探すという手法は割と創作作業では一般的な方法だと思うよ。
世間の漫画家の漫画も無数のネーム案のなかで特に面白かった一部の物にペン入れしているんだろうし。

というか、アルカの話題はアルカスレでやらないと、またスレ違いと言われることになるよ。