複数形については畳語と接尾辞を併用する。
再びグモソ語に遡り同じ形態素を2つ繰り返し、2回目の語頭子音/p/を有声化して複数形 *perobero
単数形の時と同じ様に/o/の脱落の代償として子音の二次調音を加え *perʷberʷ
強勢を第二音節に置き第一音節を弱化 *pɪrʷberʷ
語頭の/p/をやっぱり避けて置きたいという理由もあって/pɪ/を単数と同じく/ɪpʃ/に変え *ɪpʃrʷberʷ
/pʃrʷb/という4子音連続は流石にきついので潜在母音/o/の陰弱化型/ɘ/を渡りとして挿入し *ɪpʃɘrʷberʷ
/r/を単数の時と同様に処理すると *ɪpʃɘʁʷbeχʷ
更に-(a)xという複数形接尾辞を付けるがこれも母音調和で-(e)çに、さらにこの渡り母音の入った形-eçは-iːに換えられ、語末/χ/も有声化し *ɪpʃɘʁʷbeʁʷiː
弱弱強強という抑揚の付け方は不細工だと思うので弱強(第二強勢)弱強(第一強勢)の形に修正し、それに伴い母音も強形と弱形を入れ替え
得られた三人称複数不定形は/ɪpˌʃøʁʷbɪˈʁʷiː/ イプショロビルィー

三人称複数定型は語尾をつける前の *ɪpʃɘʁʷbeχʷ をベースにして単数の時と同じ操作(母音調和逆転+語末潜在母音復活)をかけて *apʃʊʁʷbaʁʷʊ
そこに複数接尾辞-(a)xを付けて(今回は母音につけるので-xの形) *apʃʊʁʷbaʁʷʊx
複数系の場合複数形接尾辞の付いた音節に第一強勢を落とすとルールを決めたのでこれもアクセントを弱強弱強に換える。
出現した三人称複数定型は/ɘpˌʃoʁʷbɘˈʁʷox/ アプシォロバロッホ

語形変化は理詰めでいかないとな。