音声的な二重母音を「二つの母音の前後どちらかについて、音声的な半母音化・弱化が見られるもの」とすると、
そのままこれを三重母音に横滑りさせれば、「三つの母音の前・中・後のどれかについて、音声的な半母音化・弱化が見られるもの」となるだろう。
これを単純に受け取れば、日本語で母音が三つならんでいるものは日常会話では音声的な三重母音となるだろう。
しかし、それは三重母音ではなくて、二重母音と単母音ではないのかという疑問がわく。
二重母音+単母音と三重母音の区別はどこに求められるのか。
母音連続(二つの異なる母音)と二重母音の区別を(音声の上で)解体した以上、
二重母音と単母音を区切る方法もないと思うのだが、どうか。