台湾版「今年の漢字」、2014年は「黒」 食品安全問題などを反映
http://japan.cna.com.tw/news/asoc/201412040004.aspx

(台北 4日 中央社)遠東グループなどは3日、毎年の世相を表す漢字を選ぶ「台湾代表字
大選」の投票結果を発表した。今年は60字の候補の中から1万2489票の支持を集めた
「黒」が選出された。4日付けの聯合報が伝えている。

台湾版「今年の漢字」ともいわれる同イベントは今年で7回目の開催。応募総数は6万2600
件に達した。“暗い”や“悪徳”の意味を持つ「黒」が選ばれた背景には混沌とする政局
や、違法成分を含んだ食用油を製造、販売していた企業への不満などがあるとみられる。

「黒」以外にも上位10位には「油」「怒」「食」「怨」「混」「崩」「偽」など食品安全
問題に関する漢字が並び、市民の関心の高さと衝撃の大きさを物語る結果となった。

昨年は食品の偽装、不正表示が発覚するなどで“にせもの”や“うそ”の意味を持つ
「假」(仮の旧字体)が選出されており、2年連続でマイナスイメージの漢字が選ばれ
た。