飯山陽 『イスラム教の論理』 新書
イスラム国ISISやアルカイダ、その他イスラム教過激派がどうしてあれほど強くなれたか、
スッとわかるよ。
イスラム国っていうのは決してイスラム教の中の異端じゃないんだ。
むしろ逆で、イスラム教の教えのど真ん中を行く存在なんだ。
イスラム教徒の理想国を建国しよう! あるいは建国したぞ!というのがイスラム国。

イスラム国になぜ資金や戦闘員、支持者がどんどん集まったか、よくわかる。
どうして異教徒を斬首したかも出てたような。
海外であまり憎まれない、歓迎されることの多い日本人がどうして殺害対象になったかも
出てたな。

いろんな謎がスッと解けるよ。
インドネシアやフィリピン、マレーシアの未来を考えるのにも役立つ。
安い古書がたくさん流通してるとありがたいんだが、あまりない。
ふつうに新本を買うしかないな。古書あってもあまり安くない。