中国の小中高の学校そして大学には文化部も運動部もない。
日本の小中のほとんどにはプールがあり、高校の多くにプールがあるけど、中国の学校にはプールがない。
例外的にきわめて学費が高い私立高校にある場合がある。よって中国海軍の将兵は基本、泳げない。

みなさんは驚くだろうけど、音楽、体育、理科、社会などの時間割表(課目表)があっても、実際はやらない。実際には自習か受験勉強。 
体育祭、文化祭もない。なにもない。そんな時間があれば受験勉強させろと親たちが要求する。
先生に親が賄賂をわたすと講義を聴きやすい前のほうの席に座れる。

オリンピックに出てくるスポーツ選手は、小さい時に選抜された特別な人たち。
ふつうの児童と生徒は大学の受験勉強、大学生になれば公務員試験勉強。
公務員になれば賄賂と権力を手に入れられる。裁判官や検事も金もうけのため。
裁判官の月給は日本円換算で3万円くらいだから、賄賂がないと生活できないしね。
ある法科大学院の教授は、「1千万元(1億5千万円)以上の収入がない門下生とは、再会しない」と揚言していた。今はもっと多額になってるだろう。

つまり学校は受験勉強するところで、その目的は最終的には権力とカネを手に入れるため。権力〉カネ〉女という。
つまり権力さえあれば、カネも女も手に入るから。スポーツもカネ目的。それ以外にはない。生存競争がものすごく激しい。
人間関係がなければ生きられない。ある日系企業が北京で秘書1人募集したら、4000人が応募した。今はもっと多いと思う。
だから部活などするはずがない。中国人は生きるために忙しいのだ。もうからないことなどする時間はない。