人名漢字に「渾」追加=法務省

 法務省は25日、戸籍法施行規則を改正し、渾身(こんしん)の「渾」を人名用漢字に追加した。
常用漢字ではないが子の名前に使うことを認める司法判断が確定したのを受けた措置。
この結果、人名用漢字は計2999字となった。
 同省によると、関東地方の自治体に昨年9月、子の名前に「渾」を使った出生届が提出された。
自治体は受理せず、親は家庭裁判所に不服を申し立てた。
家裁は今年1月に「明らかに常用平易な文字だ」として受理を命じ、
東京高裁が5月に抗告を棄却して判断が確定した。