言語によって守られる国民性ってのはあると思うんだ
日本語はあいまいな関係性を示すことに長けているし、類推によって行間を読ませる文化もある
海外の技術や文化が入ってきたとしてもそれは変わらない
日本が西洋文化の影響を受けたといっても、引っ張られたわけではなくむしろ取り入れたといえるはず

中国や西洋が3000年以上の歴史を持つ文化があるといっても、3000年間一切形を変えなかったわけではなく、
様々な民族が王朝をたてたり滅ぼしたり、虐殺をしたりしているから、ずっと古来の文化を引き継げているかといえば怪しい。
アメリカ、アフリカ、東南アジアみたいな入植地は、キリスト教によって独自の文化を弾圧されたりもした。
それに比べたら、孤立国家の日本はむしろ独自の文化を保っているといっていいのではないか?

今現在で、最も文化を殺そうとしているのはインターネットだと思う
遠隔地でのコミュニケーションが容易になったことにより、いわゆるエントロピーの増大が加速している。
言語の壁(と、一部の過激な民族意識)はそれを食い止めうる最後の砦だと考えているんだが、どうだろう。
もし機械翻訳が十分に実用化されて他民族との交流が容易になったらば、すべての文化が一つに溶け合って個性がなくなってしまうと思わないか?