80〜90年代に首都圏の「男の子方言」では>>1にある
>「あつい」→アチー ats ui→ach ii
>「やばい」→ヤベー yab ai→yab ee
>「すごい」→スゲー sug oi→sug ee
のような母音交代を形容詞(それも和語系の語幹の短い基礎語彙のみ)
についてだけ行っていた
元々は江戸弁を含む東日本・関東各地の方言からの借用だが、
そうした元になった諸方言と違い、男の子方言では
「絶対→ゼッテー」のような少数の例外を除いて、この母音交代は形容詞に限られていた。
ただ「違う」は日本語では比較的珍しい「状態動詞」であり、
「意味は形容詞、形は動詞」という特徴を持っている
だから男の子たちは状態表現の文脈で出てくる「違う」についても他の形容詞と同様に
「音を変化させて言いたい」という衝動に駆られたのだろう
「ちがい」は類推によって最後に作られた形(逆成語)で、90年代には存在しなかった
今だってまず聞かないが、最近になって2ちゃんねるの書き込みで見かけるようになったな