◇米の生産から加工、販売までを手掛ける白山市橋爪町の六星がJA金沢市金沢柚子部会、
白山市の翠星(すいせい)高校と共同で「金沢ゆず」の皮を使った金沢ゆず大福を作った。
六日に同町にある六星のむっつぼし松任本店で試食会があり、
開発に関わった十六人が味を確かめた。
十一日から金沢、白山両市内にある同社の店舗で販売する。
同校の生徒が砂糖で甘く味付けしたユズの皮を、
あんと白山市産の白山もち米を材料にした生地に練り込んでいる。
ユズにちなみ、クチナシの花の色素で黄色に色付けした。
口に入れると、ユズの甘酸っぱい香りがほんのり広がる。
試食会では「ほどよい甘さ」「生地に弾力があっておいしい」などと好評だった。
六星は、翠星高が廃棄されることの多い金沢ゆずの果皮を、
マーマレードやクッキーに使うなど有効活用していることを踏まえ、
同校と同JA金沢柚子部会に協力を依頼した。