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大阪府人口68年ぶり減、15年国勢調査速報値 工業地帯で顕著

 大阪府が22日発表した2015年の国勢調査速報によると、
人口は883万8908人と前回調査(10年)に比べ0.3%減った。
第2次世界大戦の影響で減った1947年の臨時国勢調査以来、
68年ぶりに減少に転じた。
総務省の推計では、日本の人口は08年をピークに減少傾向だ。
人口減の波が3大都市圏の一角にもはっきり広がってきた。

 減少数が目立ったのは工場地帯だ。中小製造業が集積する東大阪市では大手企業の海外移転に伴い受注が減り、
工場の減少に歯止めがかからない。1983年に約1万あった製造業の事業所数は、
現在は「5000を下回っている」(大阪府の大阪産業経済リサーチセンター)とみられる。
門真市でも大手メーカーの生産の海外シフトなどの影響が出ているようだ。

 一方、大阪市など10市町の人口は増えた。

 10年の国勢調査で人口が増えたのは東京、神奈川、千葉、埼玉の1都3県と愛知、
大阪、滋賀、福岡、沖縄の計9都府県。
このうち、今回の速報を公表済みの神奈川、千葉、埼玉、愛知の4県は増加を維持したが、
大阪府は減少に転じた。