曹操墓出土の鏡、大分の鏡と「酷似」 中国の研究者発表

 “華麗さでは随一”と多くの考古学者が太鼓判をおす古(いにしえ)の鏡がある。
「金銀錯嵌珠龍文(さくがんしゅりゅうもん)鉄鏡」。
大分県日田市で戦前に見つかったものとされ、装飾の巧みさから1964年に重要文化財に指定された。

由来を含め多くの謎が残るこの鏡が、三国志の英雄・曹操の墓から出土した鏡とほぼ同じ型式である可能性が高まっている。
「皇帝の所有物にふさわしい最高級の鏡」がなぜ九州に――。研究者らは首をかしげる。