日本海側の代表都市である金沢と新潟。

昔から金沢が格上、今は新潟が一歩リードというのが現状です。

江戸〜明治〜大正〜昭和中期までは金沢が格上、昭和中期〜現在までは新潟が一歩リードというのが現状です。

日本海側、いわゆる裏日本でもっとも栄えてもっとも繁栄の時代が長かったのが金沢です。

今は、平成の大合併で拡大化した新潟が一歩リード。

しかし、これからはどうなるでしょう?

金沢は政令指定都市化に失敗しましたが、ようやく北陸新幹線が開通し、地域間交流が盛んになり、都市としての実力が試される時代に入って行きます。

新潟は政令指定都市化には成功しましたが、今後の展開はどうなるでしょう?

金沢まで開通した北陸新幹線は、これから西へ延びて行き、日本の首都東京と日本の第二の都市大阪を結ぶ東海道新幹線のバイパス化を、日本唯一の新幹線環状線化を実現させます。

この実現は、単に北陸への観光化を強化するだけではなく、交流圏域拡大化への強化、いわば日本経済にとって経済圏域拡大化を促すことは間違いありません。

当然ここには、都市間競争が起こり、優劣が付いてまわることも間違いない事実です。

そこで、歴史や文化、中枢拠点性のある都市が優位になるのは間違いありません。

金沢は、古くは加賀百万石の城下町。加賀藩繁栄時代から名残ある北陸地方の中枢基幹都市です。

金沢が繁栄できなければ、北陸はこれからも衰退の道を辿ることになります。

金沢が繁栄するからこそ、北陸はそして日本海側は発展の道を辿ることになります。

金沢は新潟とは、歴史的背景からも性格も違えば育ち方も違います。

日本海側の発展は、昔も今も将来も金沢の発展に関わってきます。

金沢は、そんな責任まで背負う都市なのです。

真の実力が試される今からの時代。

金沢の発展なくして、日本全国の均衡ある発展はあり得ません。