こうしたエピソードから、田中角栄は「天才」と呼ばれています。

ここ最近、石原慎太郎氏がこの言葉をタイトルにした本を出版しましたが、田中角栄が天才と呼ばれる理由についてもう少し詳しく見ていきましょう。


田中角栄の政治家としての凄さの1つに、官僚を使いこなす事が出来たという点が挙げられます。
角栄は持ち前の知識や行動力によって彼らを掌握し、建設省(今の国土交通省)をはじめ、
郵政省(今の総務省)や通商産業省(今の経済産業省)に大きな影響力を持っていました。

郵政大臣時代には、省内の風紀が派閥争いによって乱れていた事を突き止めると、
それぞれの派閥のトップを左遷して問題を解決した事もありました。

http://history-land.com/kakuei-genius/