高松都市圏は厳密には都市圏ではないのだが、都市圏人口84万人、四国最大を謳うこの都市圏は、平成の大合併で10万人の嵩上げをして高々42万人の高松市を、一挙に2倍に膨らませて見せ、恰も高松が大都会であるかのような幻想を付与する魔法の呪文である。

人口98万人、全国第39位に過ぎない香川県全体の85%にも及ぶ「高松都市圏」とは、面積では日本一小さい香川県の東西に亘って、だらだらと間延びして続く「田舎の田園風景」の言い換えに他ならない。

香川県丸亀市飯山町川原は、讃岐富士として知られる飯野山の所在地だが、ここもまた高松都市圏に含まれる。

高松都市圏なる造語は、国土交通省の都市・地域整備局が定義した統計上の都市圏である。

高松は42万都市であり、人口50万人以上の要件を満たさないため、都市圏を形成できない。高松が都市圏と主張するものは都市雇用圏であり、松山都市圏の様な都市圏とは別物である。

↓日本の都市圏一覧

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/都市圏_(総務省)