愛知の出生数、1947年以降最低に 2年連続自然減
中部
2018/6/1 21:30

合計特殊出生率は愛知県が1.54と、前の年に比べ0.02ポイント低下した。全国の1.43を上回り、47都道府県では18番目だった。岐阜県は0.03ポイント低い1.51、三重県は0.02ポイント低い1.49だった。

愛知県の2017年の出生数は6万2435人と、前の年に比べ2.8%減った。減少は2年連続。現行の統計調査を始めた1947年以降で最低となった。一方、死亡数は増えており、出生数から死亡数を引いた自然増減は4738人の減少となった。


 愛知県の出生数は70年代前半をピークに徐々に下がり始め、90年代は7万人台で推移していたが、この10年は再び水準が切り下がっている。

死亡数は増え続けており、17年が3%増の6万7173人だった。その結果、自然増減はマイナスとなった。現行統計として初めてマイナスになった16年には1001人の減少だったが、マイナス幅が広がった。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO31269960R00C18A6L91000/