【IPなし】ハプログループで語るスレ 裏スレ3
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江南地方の水稲と照葉樹林文化地帯の陸稲のルーツは同じ(稲作と日本人)
2018/05/18 イネのルーツと照葉樹林文化地帯
江南地方の水稲と照葉樹林文化地帯の陸稲のルーツは同じ(稲作と日本人)
日本文化のルーツに中国南部の照葉樹林文化の影響があると言われます。
例えば、納豆などの発酵食品や糯米文化のルーツは照葉樹林文化に由来するという考えですが、
稲栽培のルーツもそこにあるという指摘もあり、稲作は江南地方がルーツだという考えと論争が続いている感じがします。
関連し、今回は、両者のルーツは同じ、そして、稲作文化と照葉樹林文化がマレー系民族によって日本に伝えられたことについて愚考します。
拙ブログでは、鹿児島県の火山灰層の1万年前の地層からイネのプラント・オパールの発見があったことから、
日本への稲導入は、1万年前からあったと推察しております。
そして、それは稲作民族のマレー系民族が持ってきたものであると推察しております。
このことを、照葉樹林文化地帯を入れて図解しますと上の図のとおりです。
また、拙ブログでは、古代稲作の様子を、先日、水稲栽培も陸稲栽培も方法は乾田直播栽培であったことを紹介しました。
そして、日本においては陸稲栽培が先に普及したことは周知の事実であります。
一方、拙ブログでは、今でもマレー系民族のDNA(Y染色体ハプログループ O1b)
が中国南部にも多数あることを紹介してきました。
例えば、照葉樹林文化地帯に住むヤオ族ですが、マレー系の割合は40%もあります。
この様子を下の地図で示しました。なお、何度も指摘していることですが、日本には32%のマレー系民族のDNAがあります。 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:1341adc37120578f18dba9451e6c8c3b) まとめますと、水稲栽培も陸稲栽培も古代においては同じ乾田直播という方法であり、
江南地方では水稲栽培が、照葉樹林文化地帯では陸稲栽培が行われ、
それぞれ独自の進化を遂げたと思われます。
そして日本では陸稲栽培が先行しましたが、これは地形が影響したと思われます。
以上のことから、稲作も照葉樹林文化もマレー系民族が関与しており、
それらを彼らが日本にもたらしたと可能性が高いと判断されます。
なお、専門的な話になりますが、稲には陸稲と水稲があります。
陸稲は根が張り乾燥に強い特性がありますが水稲として作ることもできます。
一方、水稲は乾燥に弱い問題がありますが、陸稲として作ることもできます。
因みに、米が余り良食味品種が求められた時代に水稲のコシヒカリが陸稲栽培されたことがあります。
従いまして、水稲と陸稲の差異は小さく、同じ稲が江南地方では水稲となり、
照葉樹林地帯では陸稲となったと思われます。
なお、照葉樹林文化のモチ文化と関連し、下の写真は我が菜園の自生ヨモギで作ったヨモギモチです。
ヨモギモチも照葉樹林食文化の一つと思われます。
我が家のヨモギモチ饅頭にはアズキアンが入っていて美味しいです(笑)。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています