医学部不正、3大学で同時会見…福大副学長「びっくり」

岩手医科大、金沢医科大、福岡大の3私立大が8日、一斉に各大学で会見を開き、
医学部入試で「文部科学省から不適切な点があると指摘された」と公表した。
募集要項で明記せずに現役生や地元高校の卒業生ら、特定の受験生を優遇していたが、いずれも「問題ないと思っていた」と釈明した。

金沢医科大は今年度のAO入試で同窓生の子ども、北陸3県(石川・福井・富山)の高校の卒業生、現役生と1浪生に加点していた。
同窓生の子は10点、石川の高校出身者には5点、富山、福井については3点、現役・1浪生には5点を加えていた。
編入試験でも北陸3県の高校出身者や年齢に応じて得点を調整。これらの操作によって約10人が不合格になったという。
さらに、一般入試の補欠合格者を決める際にも年齢を考慮していた。
 会見した神田享勉(つぎやす)学長は「大学の機能を保ちながら、北陸の医療を支えていくのは困難。
同窓生の子どもや現役・1浪生、北陸3県出身者の方が地域に残るというデータがある」と得点調整の理由を説明した。
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