北九州市予算/1 小倉駅周辺夜間景観整備 観光客の回遊性高める /福岡
https://mainichi.jp/articles/20190525/ddl/k40/010/390000c
北九州市の玄関口、JR小倉駅周辺の夜間のにぎわい創出につなげようと、市はモノレール沿いや堺町
公園をライトアップする事業を始める。今年度当初予算案に整備費4000万円を計上した。
2018年に市内を訪れた外国人観光客数は約69万人で過去最高を記録した。観光客に日中だけで
なく夜間も楽しんでもらおうと、すでに小倉城や紫川の護岸などがライトアップされているが、駅周辺
の夜間景観を盛り上げて回遊性を高める。また、防犯対策の狙いもある。街路や店舗を効果的に
ライトアップするための指針「小倉都心地区夜間景観ガイドライン」に基づき、駅南側からモノレール
沿いに平和通りまでの約500メートル区間に照明を整備する。繁華街にある市の中心道路で、担当者
は「おもてなしの観点から、しつらえを良くしたい」と説明する。具体的な設置方法は今後検討するが
、モノレールの橋脚や駅舎、歩道などを想定する。繁華街にある堺町公園(約2300平方メートル)
でも樹木を照らしたり、ベンチの下や車止めの中に温かみのある色合いの照明を設置したりする。市に
よると、以前から「暗い」との声が寄せられており、既存の照明も温かみがあるものと交換する。市は
今冬に整備する方針だ。【松田栄二郎】
 北九州市の19年度当初予算案に盛り込まれた主な新規事業を5回にわたり紹介する。
=随時掲載 〔北九州版〕