<国会戦術>民進党を他の野党幹部が批判「どうしたいの?」
6/14(水) 20:23 毎日新聞

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170614-00000079-mai-pol

組織犯罪処罰法改正案の採決を巡り、閣僚問責決議案などのカードを早々と切り、
与党に審議打ち切りの「大義名分」を与える形になった野党第1党・民進党の国会戦術に、
他の野党幹部からは「がっかりだ。どうしたいのか分からない」と批判の声も上がった。

 民進党は13日、山本幸三地方創生担当相への問責決議案を単独で提出。
さらに「自民党に『共謀罪』法案を採決しそうな雰囲気がある」と、金田勝年法相の問責決議案提出も主導した。
野党にカードを早めに切らせようと駆け引きしていた与党は
「これ以上審議は要らない、という野党の意思表明だ」と、中間報告や採決の正当性を強調した。

 「共謀罪」法案では、安倍晋三首相も出席する参院予算委員会の集中審議を与党が「約束」し、
民進党などは参院の審議入りをあっさり認めたが、国会会期は残りわずかで、集中審議の実現も風前のともしび。
社民党幹部は「衆院で採決が強行されたのだから、もっと抵抗すべきだった」と嘆いた。