民進、離党ドミノの悪夢再来「日本ファースト」若狭氏、次期衆院選で「54目指す」

小池百合子都知事の側近、若狭勝衆院議員が政治団体「日本ファーストの会」を立ち上げ、次期衆院選の獲得議席数について「54議席」という高い目標を掲げた。民進党の存在を脅かすもので
先の都議選での「離党ドミノ」という悪夢が再び襲ってきそうだ。専門家は「民進党から国会議員十数人が流れるのでは」と分析する。小池氏は民進党にとどめを刺すのか。

若狭氏に呼応するように、細野豪志元環境相は同日午後、記者会見を開き、「新しい政権政党をつくるために、まずは裸一貫、1人で立ち上がる決意をした」と語った

今後、細野氏が立ち上げるという「モナ男新党」の全貌や、若狭氏との連携が注目されそうだが、次の指摘がある。

永田町関係者は「若狭氏が『日本ファーストの会』を立ち上げたのは、民進党代表選のタイミングを見計らったものだ」といい、続けた
「民進党代表選では現在、枝野幸男元官房長官と前原誠司元外相が出馬を表明している。『リベラル派と保守派の戦い』で、党内対立が先鋭化する

代表選後も不満を持つ議員が必ず出てくる。『日本ファーストの会』は、不満分子を取り込む受け皿となり得る」

民進党の支持率は、消費税率(8%)以下に低迷している。「早期解散」も取り沙汰されるなか
選挙基盤が弱い若手議員を中心に危機感が高まっている。民進党は国政レベルでも「離党ドミノ」が起きかねない。

離党予備軍は何人ぐらいいるのか。
政治評論家の伊藤達美氏は「民進党の東京選出の議員を中心に十数人は流れるだろう」と分析した。

「民進党がバラバラになった『受け皿』だけは用意できたというところだろう」と指摘した。

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