蓮舫代表「二重国籍」問題を明かす
今更感、悪い方向にしかいかない

民進党の蓮舫代表は7月13日の記者会見で、いわゆる自身の「二重国籍」問題について、18日にも国籍に関する資料を公表するという考えを示した。

民進党側の一連の対応には、批判の声も上がっている

専門家が指摘する問題点
ナショナリズムや多文化主義にくわしい関東学院大非常勤講師の明戸隆浩さん(社会学)が指摘

1.ネット戦略として的外れ
「今回の問題について、蓮舫代表から今何かすべきことがあるとは思えない。今になって自分たちから話を持ち出すことに意味はありませんし、あるのは悪影響だけです」
明戸さんは資料を公表することが「自分からネットに話題を提供するような話」とも指摘した。
「ネット上ではいわゆる『在日認定』と言われる悪質な行為があります。政治家も含めて、ある程度目立っている人たちの中で
自分が気に入らない主張をしている人に対し、『日本人ではない』『在日である』と、レッテルを貼るのです」
「これはこの10年以上、2ちゃんねる以降のネット文化の一つとなっています。」
『中年ニート』が憂さ晴らしでまとめサイトを作るケースが多い
蓮舫さんは自ら餌を与えてるに過ぎない

2.政治的な対応としてズレている

さらに、明戸さんが「的外れ」と指摘するのが政治的な対応としての問題点だ。
「最初の時点での説明が悪かったり、不備があったりしたことは事実でしょう。しかし、二重国籍の問題が都議選の選挙結果に影響したとは思えない」

明戸さんはこう語る。
「都議選対応の「目玉」としてこれを持ってきてしまった。提起した議員の問題はもちろんですが、
それを採用してしまった蓮舫代表や執行部の問題でもある」

「明らかに政治的な効果はないし、これで蓮舫代表や民進党に対する支持が上がるわけでもない。
他にやるべきことがあっただろうし、またここに何か原因があったように見せてしまうことも、政治的な対応として、非常にまずい」

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