前原民進党は小池新党と共産党の両方からラブコールを送られているが、どっちを取る?


松沢「憲法9条改正に賛成して共産と社民を切るなら民進党と連携する」

志位「小池新党との連携はありえない。若狭は自民党の国会議員として憲法違反の戦争法、共謀罪などを強行してきた。
    そういう人が反省なしに何かつくったとしても、自民党の補完政党になるだけ。国政レベルの協力は考えられない」


松沢成文参院議員 新党の「踏み絵」は憲法9条改正に賛同するか否か 前原民進党との連携条件は「共社切り」
http://www.sankei.com/politics/news/170913/plt1709130007-n1.html

 民進党の保守系議員は不満が多いでしょう。党内に保守系も左翼もいて政策が決められず、限界を感じている。
ここで私たちが魅力ある政策理念を持たないと人は集まりません。
逆に、一時の新党ブームや小池氏の人気にあやかり、選挙に落ちるのが嫌で「中身はどうでもいいから」という人に来られても困る。
だから入党時に「踏み絵」を踏んでもらう必要があります。

 個人的な意見をいえば、「踏み絵」の一つとして、憲法9条改正への賛同を掲げたい。

 憲法改正の神髄は9条を乗り越えられるかどうかです。ここを見直さないと、日本の国家の存立が問われる。
政治家として国益を考えるなら、今の憲法に安全保障や国家緊急事態に関する考えがないことを憂慮すべきです。
北朝鮮が弾道ミサイルを次々と発射する危機を前に、9条を見直す勇気がないなら、新党を作っても意味がありません。

 民進党の前原誠司代表は話しやすい相手です。

 もし、前原氏が僕らと一緒になりたいのなら、共産や社民を完全に切り、自立した完全な保守中道政党になるべきです。
憲法改正議論もきちんとしてほしい。前原氏が左派を切り、小池新党と合わせた保守政党2つが政権交代を目指すならいいと思う


共産・志位和夫委員長が語る野党共闘 「民進党から呼びかけて」
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170912-00000049-sasahi-pol

──前原新代表は共産党との共闘に否定的な姿勢を見せますが、どうお考えですか。

 私たちの立場は、まったく変わりません。強調しておきたいのは、この共闘は野党だけのものではなく、民進党と共産党のものでもない。
なぜ野党共闘が始まったかと言えば、15年の戦争法(安保法制)に反対する空前の市民の闘いの中で、
「野党は共闘」という声が巻き起こった。それに応えて始まったのが出発点です。そういう意味では国民の共有財産だと思う。

──当面の課題は?

 野党共闘でまず取り組むべき課題は、10月22日の三つの衆院補選です。野党統一候補をつくって、三つとも勝ちたい。
ただ、それをやるには野党4党の協議が必要です。その協議をぜひ民進党に呼びかけてほしい。
野党第1党は民進党ですから。それは先方にも伝えてあります。

●小池新党との共闘は

──次期衆院選では小池新党が多くの候補者を擁立してくることが予想されます。
小池側近といわれる若狭勝衆院議員との連携の可能性はありますか。

 あり得ません。若狭さんは自民党の国会議員として憲法違反の戦争法、共謀罪などを強行してきました。
そういう人が反省なしに何かつくったとしても、自民党の補完政党になるだけです。国政レベルの協力は考えられません。