安倍が選挙で連勝した理由

○歴史上、日本人には市民革命の経験が無い。一揆は部長に課長を叱ってもらうためのもので、
  民衆が社長をギロチンに掛けるものではない。
  小泉に喰い物にされ、安倍に喰い物にされたが、今度は進次郎ブームが起きている。
  そういう国民性。支配されることが日本人の幸福。苦しみこそ神聖。
  ブラック企業経営者の方がカリスマになるのが日本。

○清和会は日本人に流れるキャッシュをウォール街に流す経済政策と、自主防衛の放棄という、
  2つの米国隷属政策を採用しているため、東京地検特捜部やメディアに攻撃されない。
  衆議院選挙前に、最も影響力の高いテレビ局が、清和会を攻撃したのは戦後初めて。
  但し、特捜部は安倍夫妻の犯罪疑惑に関しては例の如く捜査せず。
  安倍が2つの米国隷属政策を採用していなかったら、今回の件で特捜部に逮捕されていただろう。
  
○リベラル系のテレビ局でさえ、日本凄い番組で白人が日本を褒めるやらせ愛国ポルノを垂れ流している。
  愛国ポルノの歴史を見ると、日清戦争前、国連脱退時、日米決戦前に盛んになっている。
  今の国民は愛国ポルノ番組と、東京五輪という洗脳装置によって自民党を支持する傾向を示している。
  あの痛い愛国ポルノ番組は、50代以上には強烈な効果がある。彼らのリテラシーの低さを過小評価してはいけない。

○いつも野党が戦力を分散するから。前回はミンシン右派が共産党との共闘に反対して中途半端な共闘になった。
  維新は完全に分散戦術を選択した。今回はもっと酷くて、ミンシン右派と小池が野党戦力を完全に分散させた。
  その結果、小泉が歴史的大勝をした郵政選挙の時よりも自民党の得票率が高くなった。
  ランチェスター法則では戦力を2つに分けると攻撃力は4分の1になり、3つに分けると9分の1、
  4つに分けると16分の1まで激減する。
  戦争史を見ても、戦力を一点集中した将が勝ち、分散した将は負けている。
  それでも、次の衆院選も野党は1つの政党に合併しない。
  本当に勝ちたいなら共闘ですらヌルくて、1つの政党にならないといけないが、そういう戦略的思考ができない。

  それに比べて自民党はカルト日本会議から護憲岸田までいるし、創価学会とも共闘している。
  創価学会のみ合併でなく共闘でも死票は増えない。特殊票だから。