平成初期(1989から1992)
自民党派閥政治全盛期。マドンナブームで参院選自民惨敗も、衆議院中選挙区の自民党議員の地盤を
崩せず。バブル期の好調な経済から自民党政権の存続を望む声は依然強かった。

平成前期(1993から2000)
宮澤内閣の政治改革失敗から政権交代望む声。
自民党単独→非自民8党連合政権→自社さ政権→
自自公政権と政権の枠組みがめまぐるしく変化。
中選挙区制から小選挙区制への移行によって、都市部無党派層が選挙結果を大きく左右するようになり、久米宏のニュースステーションや筑紫哲也のニュース23といったテレビ番組が大きな影響力をもつ。

平成中期(2001から2007)
小泉改革の時代。景気が復調傾向にあったためか、
新自由主義的な思想が支持を集める。野党結集によって、自民党対民主党が政権を巡り激しく争う二大政党制が成立。

平成後期(2008から2012)
政権交代の時代。リーマンショックからの不景気で、新自由主義への懐疑が高まる。
年金不備問題や天下り問題から官僚と、官僚と癒着する自民党への怒りが沸き起こり、民主党が政権を獲得。しかし、普天間問題や中国船侵犯事件への
対応失敗や東日本大震災後の小沢対菅の醜い
政争で人心は民主党から離反。SNSの広がりによってネット世論がある程度政治に影響を与えるように。

平成末期(2013から2019.4まで)
安倍自民党一強時代。渡辺、橋下、小池といった
非自民保守のいわゆる第三極は短期間で衰退。
平和安全法制や改憲への動きから安倍対民共の
左右イデオロギー対立が顕在化。