名護市長選、28日告示=自民副大臣不祥事辞任 小沢一郎「問題外、論評外だ」と非難

任期満了に伴う沖縄県名護市長選は28日告示される。

 米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設の是非が最大の争点で、移設阻止を掲げる現職と、移設を推進する与党が総力を挙げて支援する新人の一騎打ちの構図。
また、相次ぐ米軍機事故をめぐる松本文明前内閣府副大臣のやじを受け、現職側は批判を強化

与党側は逆風、投開票は2月4日。

 立候補を予定しているのは、3選を目指す現職の稲嶺進氏(72)=民進、共産、自由、社民推薦、立憲支持=と、新人で元市議の渡具知武豊氏(56)=自民、公明、維新推薦=。

稲嶺陣営の応援に入った野党幹部らは27日、松本氏が国会で米軍機事故に関して

「それで何人死んだんだ」とやじを飛ばしたことを問題視。
自由党の小沢一郎代表も記者団に「問題外、論評外だ」と非難。

稲嶺氏は「米軍や政府は早く辺野古に移した方が良いと言っているが、名護市の未来のためにあんな危ないものはいらない」と訴えた。

山本一太元沖縄担当相も「本当に不適切な発言だ。政府は気を付けてもらわないといけない」と苦言を呈した。
与党は週明けからの国会審議で沖縄振興について積極的に取り上げ、やじ問題の打撃を最小限に抑えたい考えだ。 


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