民進、希望の立憲予備軍は、
一個人として死ぬか生きるか覚悟をもって
この期を逃さず、個別入党、個別入会してこい

なかなか離党の大義名分などやってこない
選挙直前に右往左往して泥船から逃げるのはみっともないぞ


高野孟ジャーナリスト
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/222742/2

自民党に対抗し得るような強大な野党は、
数の寄せ集めによって形成されることはあり得ない。
1996年に結成された旧民主党はそれなりの理念を掲げていたのに、
98年に新進党からバラバラとこぼれてきた諸勢力を受け入れるに際しては、
まことに無原則に、理念・政策の議論抜きにして数だけ増やすことに専心し、
それが2003年の小沢一郎の合流にまでつながった。
その水ぶくれ状態で09年に政権を取るに至ったけれども、
中身はスカスカ。とても政権を維持することができなかった。

 いま立憲民主党が、安易な党派の合併や統一会派の組成に
慎重な姿勢を示しているのは、96年以来20年余りの
そのような野党戦線結集の歴史を踏まえているからだろうと、
私は推察している。党派の合同や合併ではなく、
それぞれの政治家が一個人として、過去のしがらみを断ち切り、
死ぬか生きるかの覚悟をもって、
新たな政治的結集に参加するというプロセスが何より大切であって、
大塚や神津が言うような、
粉々になった野党各派が一緒になれば何とかなるというような
安易な話はあり得ない。