玄葉 「立憲民主党を中心に野党を再編しなければいけません。
    立憲の枝野代表は党と党の合併に否定的な考えを示していますが、
    私は彼の能力と人間性を信用しています。リアリストだとも思う。
    枝野さんの顔を潰さないように再編を進めることが大事です」

玄葉「来年7月の参院選が終われば野党再編は加速するでしょう。
    野党再編にあたり、自由党の小沢代表と手を組むべきかどうかは、
    旧民主党議員の中には否定的な人もいますが、人間関係を含め、あらゆるしがらみを乗り越えるべきです」


玄葉光一郎元外相 立民と国民の緩衝地帯に
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181222-00000566-san-pol

 衆院会派「無所属の会」は大きな野党の塊を作るために立憲民主党と国民民主党の接着剤になろうとしたのですが、
国民民主党の支持率が上がらない中で、立憲民主党を強化したほうが近道だという結論に至りました。
立憲民主党を中心に野党を再編しなければいけません。

 無所属の会の多くが立憲民主党会派に加入します。無所属の会には閣僚経験者が多数います。
立憲民主党に合流することで、経験と柔軟性が加わるのではないでしょうか。そうなることを期待しています。

 ただ、私は昨年の衆院選で希望の党との候補者調整を担いました。
旧民進党と希望の党の公認候補の割合は「7対3」にしましたが、
東京都の小池百合子知事の意向もあり、希望の党は都市部偏重となりました。
その結果、公認できなかった都市部の人がたくさん出てしまいました。立憲民主党が受け皿になったのはありがたかったです。

 そうした経緯に加え、国民民主党と立憲民主党の「緩衝地帯」がなくなることへの懸念もあります。
このため、もうしばらく国民民主党と立憲民主党の真ん中に残ることにしました。

■枝野氏の顔潰さぬよう

 来年の通常国会前に小さいながらも会派を結成することを検討しています。
また、国民民主党や立憲民主党、無所属の議員に声をかけて内政、外交両方の超党派議連を結成したいとも思っています。

 国民民主党には優秀な若手、中堅がたくさんいます。
それにもかかわらず支持率が上がらないのは、野党第二党の悲哀でしょうね。
国民民主党の前原誠司元外相が17日付産経新聞朝刊の「単刀直言」の中で
「立憲民主党と同じことをしていては、国民民主党の存在価値はない」と語っています。
いずれ大きな塊を作るために、国民民主党支持者のマーケットを開拓してほしいです。

 立憲民主党の枝野幸男代表は党と党の合併に否定的な考えを示していますが、
私は彼の能力と人間性を信用しています。リアリストだとも思う。
枝野さんの顔を潰さないように再編を進めることが大事です。

 来年7月の参院選が終われば野党再編は加速するでしょう。
立憲民主党と国民民主党が1つの政党になるのか、連立政権を目指すことになるのか…。
「まとめる力」「まとまる力」が問われることになります。
野党再編にあたり、自由党の小沢一郎代表と手を組むべきかどうかは、
旧民主党議員の中には否定的な人もいますが、人間関係を含め、あらゆるしがらみを乗り越えるべきです。