参院選挙制度改革 自民 定数増や拘束名簿式の導入検討
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180529/k10011456471000.html

参議院の選挙制度をめぐって、自民党は、1票の格差の是正に向け埼玉選挙区の定数を増やすとともに、
「合区」によって選挙区に候補者を擁立できない県からも議員を出せるようにするため比例代表の一部にあらかじめ決めた順位に従って当選者が決まる「拘束名簿式」を導入する検討に入りました。

参議院は、来年の参議院選挙までに1票の格差を是正する必要があるとして、各会派の代表者が選挙制度の抜本的な改革を協議しています。

こうした中、自民党の参議院執行部は、参議院の45の選挙区のうち、議員1人あたりの有権者が最も多い埼玉選挙区の定数を「2」増やし1票の格差を3倍以内に抑える案の検討に入りました。

また、「合区」によって選挙区に候補者を擁立できない県からも、確実に議員を出せるようにするため、比例代表の定数を「4」増やしたうえで、一部に、政党があらかじめ決めた順位に従って当選者が決まる「拘束名簿式」を導入することも検討しています。

参議院執行部は、こうした案で自民党内の意見集約を図り各党にも理解を求めていくことにしていますが、定数を増やすことには反対も予想されます。