新潟県知事選、花角氏がやや先行 朝日新聞情勢調査
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180603-00000039-asahi-pol

 10日投開票の新潟県知事選について、朝日新聞社は2、3の両日、電話調査を実施し、取材で得た情報と合わせて情勢を探った。自民と公明が支持する前海上保安庁次長の花角英世氏(60)がやや先行し、野党5党が推薦する前県議の池田千賀子氏(57)が激しく追い上げている。元同県五泉市議の安中聡氏(40)は厳しい。

 有権者の4割が投票態度を明らかにしておらず、情勢は変わる可能性がある。

 投票態度を明らかにした人でみると、花角氏は告示後に自民の支持が決まったが、自民支持層の8割を固めた。主婦層など、女性の支持が厚い。年齢別では、40〜50代の6割以上から支持を受けている。

 池田氏は、立憲支持層の8割をまとめた。全体の半数強を占める無党派層の5割から支持を受けている。60代以上では、花角氏と支持を分け合った。

 同時に行った世論調査で、東京電力柏崎刈羽原発(同県柏崎市、刈羽村)の再稼働への賛否を尋ねると、「賛成」は24%、「反対」が60%だった。賛成と答えた人の多くは花角氏を支持した。一方、反対と答えた人では、半数以上が池田氏を支持したが、花角氏も一定の支持を得ている。