道頓堀ダイブ、あおるマスコミも問題? 吉村市長が持論「死傷者が出たら、行政は何をと...」

これまでにもツイッターなどで注意喚起してきた吉村市長だが、
決勝トーナメント進出がかかるポーランド戦を前に、
「ダイブ」を取り上げるメディアへの不満をつぶやいた。
「テレビメディアが、道頓堀にダイブするところを放送して、
『今、一人飛び込みました!また、次の人が飛び込みました!』
って面白おかしく放送するのも問題だよ」

実際、一連の「道頓堀ダイブ」の様子は、複数のテレビ局が紹介している。
たとえばセネガル戦後の25日朝の「とくダネ!」(フジ系)では、
未明の「ダイブ」をVTRで取り上げていた。

「えー、いま男性が一人、川に飛び込みました!」
と叫んだのは、橋の下の「ベストポジション」から、
その様子を取材していた女性レポーターだ。
VTRでは続けて、「後ろ向きです! 後ろ向きで飛び込みました」
「服を着用した男性です、靴下をはいたまま飛び込みました」
と叫び続ける。

テレビ放送がダイブをあおっている、との見方は、これに始まったものではない。
2003年、阪神タイガースが18年ぶりのリーグ優勝を果たした際には、
事前に地元商店会が放送の「自粛」をテレビ局に要請した。
実際に阪神が優勝を決めると、複数の民放ではそのまま、ダイブの様子を電波に乗せた。
当時の商店会長は、「マスコミが載せるので、飛び込みで有名な場所になってしまった。
報道の自粛もお願いしてきたが、何も変わらない」とぼやいている(東京新聞、2003年9月17日付朝刊)。

さて話を戻すと、吉村市長のツイートはこう続いている。
「そして、もし、死傷者が出たら、『行政は何をしてたのでしょうか!』と報道するだろう」

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