旧民進党の国会議員や地方議員らが近く設立する見通しの地域政党「三重民主連合」が、次期参院選の三重選挙区(改選数1)に、芳野正英県議(43)(新政みえ、1期、四日市市選出)を擁立する方針を固めたことが5日、関係者への取材で分かった。

 関係者によると、旧民進党の議員らは6月末をめどに候補者の選定を進めていた。国会議員らが5日、都内で会合を開いて芳野氏の擁立を決めたという。9日にも県庁で記者会見し、擁立を発表する予定。現段階では候補者名を明らかにしていない。

 芳野氏は京都大法学部卒。平成23年の四日市市議選に初当選した後、27年4月の県議選で初当選。三重民主連合の代表に就任する中川正春衆院議員(三重2区)の秘書も務めていた。三重民主連合は前回参院選と同様に、野党共闘を進めたい考え。

 次期参院選の三重選挙区では今のところ、自民党の現職、吉川有美氏(44)と、共産党の新人、中川民英津市議(50)が立候補する予定