>>626
一応指摘しておくがその規定は、国有化の否定ではないぞ。
多様な形態の中には選択肢の一つとして国有化(国営化)も含まれている。綱領が否定しているのは、かつてのソ連のように社会主義=国有化の図式で『国有化』の看板のもと強引に推し進められた官僚主義や管理監視体制と実情に合わぬ計画経済のごり押し等の中身だ。

無論、日本の社会主義への移行でも、単に国有化や『社会化』の看板で生産手段の所有形態を変えれば全て薔薇色になるものではない。生産手段が社会化されていても、その運営や管理が適切なものでなければ腐敗や利権の温床となる。
また、一番重要なことは消費者でもある労働者こそが主役であるという原点と、強制や強権的な手法ではなく合意に基づきながら進められることだ。