選挙アナリスト「山本氏が比例代表で立候補すれば、全国的な集票力で比例2議席も見込める」

選挙関係者「自腹を切って寄付した人は必ず投票するし、周囲にも働きかけるため、現時点でも比例で数十万単位の基礎票が見込める」


既成政党がおののく「れいわ新撰組」の実力度

7/3(水) 8:00配信 東洋経済オンライン

 山本氏は2013年の参院選に東京選挙区(定数5)から無所属新人で出馬し、66万票余を獲得して4位で当選した
定数が6に増えた今回も同区に出馬すれば、当選確実とみられている。しかし、東京選挙区から出馬するかどうかについて、
6月27日の記者会見でも「ここまで引っ張ったら、最後まで引っ張らないと面白くないでしょ。
どうぞ、引き続きしびれてください」と述べ、同区の立候補予定者をからかう余裕も見せた。

 首都決戦となる東京選挙区は、各党がしのぎを削る最大の注目区だ。
自民の丸川珠代(48)と武見敬三(67)、公明党の山口那津男(66)、共産党の吉良よし子(36)の現職4氏に加え、
立憲民主2人、国民民主1人、維新1人など主要各党が有力な新人候補を擁立する構え。
山本氏が同区で立候補すれば、主要野党の新人候補などは一段と苦しい戦いを強いられることになる。

 ただ、山本氏が比例代表で立候補すれば、「全国的な集票力で比例2議席も見込める」(選挙アナリスト)との試算もあり、
ぎりぎりまで情勢を見極める構えだ。
7月1日の会見では「2013年と違って私1人が当選すればいいというわけではない」と山本氏は述べ、
比例にまわって他候補を担ぎ上げる戦略もにじませた。

■複数議席を獲得し、政党要件を満たす可能性も

 寄付の内訳は1人1000円から10万円単位までバラバラだが、「7月1日現在で約2億2570万円が集まっている」(山本事務所)という。
これについて選挙関係者は「自腹を切って寄付した人は必ず投票するし、
周囲にも働きかけるため、現時点でも比例で数十万単位の基礎票が見込める」と指摘する。

 だからこそ、山本氏は公認候補10人を各選挙区や比例に振り分け、
自らが抜群の知名度を活かして全国遊説を展開すれば、「複数議席の獲得で政党要件を満たすことも可能」と読んだとされる。
確かに、比例代表で100万票以上を集めれば1議席獲得は確実で、総投票数の2%以上という政党要件も満たす可能性が大きい。

http://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190703-00289985-toyo-bus_all&;p=1


れいわ新選組の山本太郎代表、参院選は東京選挙区ではなく「比例区から出馬」へ

7月4日公示で7月21日の参院選。今、山本太郎代表の「れいわ新選組」がちょっとしたブームとなっている。

普段は社説が相反する日刊ゲンダイと夕刊フジが山本氏を応援する記事を書いたり、週刊文春が「郵政選挙の小泉フィーバー並み」と評したり、
保守の思想家・中島岳志東工大教授が「山本太郎現象」を読み解く記事や対談を各所に載せているのだ。

政治ジャーナリストの武島芽衣子氏は語る。

「『れいわ新選組』が擁立した候補は、元セブンイレブンオーナーだったり、重度の身体障碍者であったり、女性装の東大教授であったり、
創価学会員であったりと、金融や環境問題の専門家であったりと、どれも個性的なメンバーで、短期でよくこれだけ集められたと思います。

メディアでは『郵政選挙のときの小泉フィーバー並み』と言われるほど、勢いがある。
立憲民主党や自民党に失望した層やこれまで選挙に行かなかった層が、投票する可能性があります。
今回の参院選で台風の目であることは間違いありません」

http://netallica.yahoo.co.jp/news/20190703-85376229-sirabee