大企業のトップや国政政党といった強大な力を持つ人間や組織が、ある日突然、あなたを裁判に訴えてきたら…。
力を持つ人が持たない人に圧力をかける目的で起こす裁判がある。「スラップ(SLAPP)」だ。
裁判の本来の目的から外れ「裁判の名を借りた嫌がらせ」であるため、米国の多くの州では規制されている。
N国の危険な戦術、その先にあるもの ある日突然訴えられる、「スラップ」の脅威
選挙ウォッチャーとして、取材をしているインターネット記者「ちだい」さん
 ▽このやり方は…
 「NHKから国民を守る党(N国)」は、7月の参院選で党首の立花孝志氏が初当選し、地方議員も次々誕生した。インターネットの動画投稿サイトを中心にした発信で支持を広げる一方、
タレントのマツコ・デラックスさんら批判者を提訴すると宣言し、物議を醸した。

ちだいさんは、有権者にN国の情報を届ける必要があると考え、選挙戦の様子や動画投稿サイトなどをチェック。批判的な記事を書いた
そんなちだいさんの元に、ある日訴状が届く

名誉毀損で提訴すると宣言。10万円の懸賞金をかけ、記事を書いたちだいさんの「本名と住所を募集する」とも呼び掛けた。

判決後に記者会見したちだいさんは「批判した人をどんどん裁判で訴えていくのでは、議論ができなくなってしまう。民主主義を守れなくなる」と訴えた。
勝訴はしたものの、60万円超の費用負担も強いられ、取材経費が圧迫された。

 動画投稿サイトでは本名や住所が特定できる情報をさらされた。その後、自宅には段ボール約20箱分にも上るパンフレットのほか、代金引換でアダルトグッズ
インターホンが鳴るたび、家族も不安を感じている。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191101-00000001-yonnana-soci&;p=3
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