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【財政出動】自由民主党の派閥21【河破朋充】
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0001無党派さん (ワッチョイ cb33-YMIP)垢版2021/11/12(金) 22:19:04.18ID:5A4Hxd8q0
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0952無党派さん (スッップ Sd43-kwKM)垢版2022/07/11(月) 11:01:00.43ID:aBaPlI4Md
組織面からみますと、この期間、絶対数においてはもちろんまだまだ少数でありますが、若い新しい党員を党の戦列に迎え入れることができております。これら若い党員諸君の多くは社会主義青年同盟のなかで育ち、行動面でも思想の面でもすでに立派な水準に達した同志であり、各地で党に新しい血液を注入しておるのであります。
もちろんこうした成果の反面、なおわが党は多くの弱さを持っております。党の停滞を脱却したとは絶対に申せません。二年前に私は、「日本社会党は保守支配層からはおそれられる党、国民大衆からは愛される党」にならなければならないし、また私自身そのために全力投球するということをお約束いたしました。この二年前を振り返って、私自身静かに反省する時、私の主観的な全力投球にもかかわらず、このお約束を果たしたとは残念ながらいいえないのであります。いまだ党は、全面的な上昇過程に入ったとはいえません。
それには、客観的にも主体的にも、いくつかの原因があると思います。とりわけ日本労働者階級の闘いの砦である社会党並びに総評への資本の側の攻撃がきわめで強くなっておるということであります。しかし、資本はいつでも私たちに攻撃を加えてくるものでありますから、相手の力が強いから党が伸びないというのは自己弁解にすぎないと思います。私たちは、私たちの主体のなかに、党がなお停滞を続ける原因を見出し、解決していかなければなりません。
一つの問題は、党が正しい方針を持ちえたかどうかということであります。この点において、現代資本主義の政治・経済や、国民生活についての科学的な分析が不足し、社会状況の変化に機敏に、有効に対応しえなかったという大きな欠陥があることを認めなければなりません。勤労諸階層の自然発生的な要求を受け止めて、これに対し、労働者階級の未来の利益の観点から、正しい政策を示し、かつそれを運動として組織していくという具体的な活動内容が、不足しておったことも事実であります。これらの点については、本大会でみなさん方の積極的な討議をとおしまして、立派な方針として結実させていただきたいと存じます。
しかしながら振り返りまして、党の最大の欠陥がなんであったかを静かに考える時、私は、私自身を含めて中央指導部の責任を痛感せざるをえないのであります。なにより党中央が、政治的判断と具体的諸問題について強力な指導性を発揮しえなかったという点であります。私自身、党内のさまざまな意見の調整に、ただ追われて、明確な理論的、実践的指針を示し、これを貫きえなかったことを深く反省し、みなさん方におわびする次第であります。
この点を考えますと、本大会の最大の課題は、強力な執行部を選出することであります。その指導部はなにより、民主集中制の原則に従って、大会、中央委員会等党員の結集された意思を担って、これを強力に推進していくものでなければなりません。党中央執行部は、各地の党機関においても同様でありますが。多少の個人的な意見の違いがあれ、決定されたことは忠実にかつ強力に執行するものでなければなりません。党が、思いつきや個人的感情で運営されることは絶対に許されないのであります。いうまでもなく、私たち現在の執行部は、昨年の総選挙の敗北の責任をみな、負っておるのであります。
0953無党派さん (スッップ Sd43-kwKM)垢版2022/07/11(月) 11:03:19.34ID:aBaPlI4Md
以上の観点から本大会では、七〇年代の社会主義運動を強力に前進させる新しい執行部を、全党の統一した意思として選出していただくことを心から願う者であります。私たちは、この七〇年代を六〇年代の繰り返しにさせてはなりません。もしそれを繰り返せば、わが日本は荒廃し、国民生活の貧困と非人間化はさらに深まり、軍国主義日本への坦々たる大道を開くことを許すことになるでありましょう。情勢は私たちに一刻の猶予も与えておりません、かかる情勢を考えます時、私は、故鈴木委員長が生涯をかけて貫かれた社会党づくりの意味を、改めで思い出すのであります。
一言で言えば、これは二つの柱からなっておったと思います。その一つは、反動化した帝国主義ブルジョアジーに対して、労働者・農民・中小企業者・市民を問わず、いっさいの階層を糾合し、民主主義を守り、確立するという一線で、大衆的な党を作っていくということであります。もう一つの柱は、反動的な帝国主義グループに対するこの大衆的な民主主義闘争を闘うなかで、科学的社会主義の思想で武装した真に革命的な主体性を形成し、発展させるということであります。
今日、いわれております野党再編成や、労働戦線統一の問題提起につきましても、こうしたわが党の性格に立って正しく対処すべきだと思います。すなわち、政府・自民党、独占資本と対決するという前提に立って、目標が一致する限りでできるだけ広範な政治勢力と共同行動をとることは望ましいことであり、またぜひやらなければならないことであります。しかし、それは社会主義の党としてのわが党の主体性を放棄するものであってはなりません。鈴木元委員長が、「共同戦線党」を言われた時、いつも幅広い統一行動の場と、社会主義者としての主体づくり、その双方を推し進めてこられたのであります。
私どもは今日、社会主義者としての主体を作るという努力を抜きにして、野党再編成等に、言い換えれば、議員の数さえあればなんとかなるという考え方で、七〇年代に対処することは不可能だと思います。私はその意味で、党が労働者階級と国民諸階層の当面の利益を守る改良闘争を強力に展開し、この闘争を通じて社会主義の主体形成の任務を持っておることを全党員が改めて確認していただきたいと思う者であります。
本大会に対し、社会党を混乱させ、日本における護憲・反安保の中心勢力を分散解体させて日本軍国主義復活の総仕上げをしようとしている反動勢力の動きがあることは、みなさんご承知のとおりであります。三島事件も、たんなる個人的な、偶発的な孤立した事件ではなく、憲法改悪、軍国主義復活の政府・自民党の政治路線と同じ根につながっておるのであります。昨日の府県連代表者会議におけるトロツキスト集団の乱入も、これら反動勢力に手を貸すものであることはいうまでもありません。
平和と民主主義、社会進歩と国民生活の向上を闘いとりつつ、社会主義社会実現の水路を切り開いていこうという党の歴史的使命を、今こそ全党員は肝に銘じ、本大会を「統一と団結の大会」としてみごと成功させなければなりません。党大会の成功をかちとり、反動勢力の期待が幻想にすぎないことを、彼等の策動は必ず失敗するということを、大会の名において示そうではありませんか。いうまでもなく、党大会における討議はあくまで自由であります。お互いに代議員の発言に対し謙虚に耳を傾け、いやしくも先入観を持ってレッテルを張るような態度は絶対に慎んでいただきたいと存じます。自由闊達な討議の結果、決定された方針は、全党員がこれに服し、ただちに行動に移すという民主集中のルールを本大会で確立していただきたいのであります。
本大会を通じて、以上の課題を十分に論議され、当面する生活闘争、春闘、日中国交回復運動から統一地方選挙と参議院選挙に至る諸闘争の勝利の基礎づくりを行なっていただくことを、心から代議員のみなさん方にお願いして、私のあいさつを終わる次第であります。
0954無党派さん (スッップ Sd43-kwKM)垢版2022/07/11(月) 11:05:52.14ID:aBaPlI4Md
●新委員長就任あいさつ

第三四回党大会に参加された代議員のみなさん、私は本大会で新しく選出された執行部を代表して、一言ごあいさつを申し上げます。
まずはじめに、私はかつてない深められた討議を経て、一九七一年度運動方針、「新中期路線」、その他の重要諸議案を立派に決定された代議員のみなさんに、心から感謝と敬意を表したいと思います。
同時に、代議員のみなさんのお許しを得て、本大会を極左反党集団と右翼の暴力から身をもって守り抜いた、党員、社青同のみなさんに、全党の意志として厚い感謝の意を表したいと思います。
率直に申し上げますと、私は今次大会を控えて、総選挙敗北の責任をどうして負うべきであるかと考え続けてまいりました。しかし、今全党を代表する大会の意志によって再度委員長の任を課せられた以上、前向きに、積極的に全力を尽くして委員長の任務を果たす決意であります。私は、みなさんが、今までどおりの成田でよいのだ、という意味で私を選出されたのではないことをよく承知しております。
私は、改めて今日、今大会までの成田は責任をとってやめたのであり、私自身、文字どおり再生した成田として、みなさんの付託にこたえることを、ここに真剣にお誓いする者であります。
大会における代議員のみなさんの論議を通じて浮き彫りになった二つの政治課題があります。すなわち、日中国交回復運動の推進と、公害絶滅をはじめとする生活闘争であります。代議員のみなさんの関心が期せずしてこの二つの課題に集まったことはけっして偶然ではありません。軍国主義復活路線を歩む日本の支配階級は、外、アジアの社会主義、民族解放勢力に対する敵視政策を、内、政治のファッショ化と巧妙な大衆収奪の政策を軸としております。
今日、物価、公害、年金、減税、住宅等の生活上の諸要求を、正しい分析と政策の下に闘い、その成果をかちとることは、ただたんに勤労諸階級の当面の利益をはかるだけではなく日中国交を回復し、日本帝国主義、日本軍国主義の根を絶ち切る闘いでもあるのであります。この反戦平和の闘いと生活闘争を一体不可分のものとして発展させることこそ、党の任務であると確信する者であります。
大会で満場一致決定された運動方針と「新中期路線」は、かかる視点を明確にしています。
わが党の当面する課題は、明年の統一自治体選挙と参議院選挙に勝利することであります。これら選挙に勝利するために、全党員が一丸となって活動しなければならないことはもちろんでありますが、なによりも強力な政治宣伝を展開しなければなりません。権力も金力もないわが党にとって、ただ一つの武器は説得と行動により大衆のなかに入り、大衆に依拠して闘うことであります。全党員が火の玉になってこの実践に徹する時、必ず勝利への道は開けるでありましょう。
本大会で、繰り返し指摘されたように、わが党の今日の停滞の大きな原因は、中央執行部の強力で統一した指導性が欠除していたことであります。私は六〇年代の党内論争は、「日本における社会主義への道」を生み出した点において、大きな積極的な役割を果たしたと思います。しかし同時に、党内派閥闘争と相互不信の激化等のもたらした弊害もまた大きかったと思います。この弊害を除去するためにも、これからの任期中、私は機関中心主義に徹し大会の意志を忠実かつ強力に執行いたす決意であります。
0955無党派さん (スッップ Sd43-kwKM)垢版2022/07/11(月) 11:06:42.34ID:aBaPlI4Md
みなさんは、この大会で、私たちに大きな責任とともに、強力な指導の権限をも付託されたのであります。党員のみなさんは、雑音にまどわされず、執行部の指導を信頼し私たちとともに統一と団結を守って前進していただきたいのであります。私自身も、そのような信頼される委員長となることに政治生命をかける決意であります。
鈴木茂三郎元委員長は、よく「棄石、埋草」という言葉を使われました。社会主義政党は、労働者階級と勤労諸階層の現在と未来の利益のために闘う自覚した人々の集団であります。また、個人的野望や出世欲にとらわれず、まっすぐに未来をみつめて活動する人々の集団であります。この大会の防衛に当たってくれた若い党員、同盟員たちの目の輝きは、はっきりと党の再生の芽を示しています。今、この何十倍もの若い党員が、全国で育ちつつあることに私は意を強くしている者であります。
代議員のみなさん、全国の党員のみなさん、私はみなさんとともに、一致団結して「棄石、埋草」となる決意を確認し合いたいと思います。なお、この機会に今回中執から去られる江田さんはじめみなさんに、今日までのご労苦を心からみなさんとともに感謝いたしたいと存じます。
最後に、私は全国民のみなさんに訴えます。第三四回大会を機に幾多の試練に耐え茨の道を乗り越えて、七〇年に生きる党として立ち上がった日本社会党に対し、どうか温かいご支援とご鞭撻を賜わるよう、心からお願いして止まない者であります。
以上、ごあいさつを終わります。
0956無党派さん (スッップ Sd43-kwKM)垢版2022/07/11(月) 11:09:08.42ID:aBaPlI4Md
成田知巳「共産党スパイ査問事件について」

旧憲法感覚を復活させるな
一、国民が今国会の審議に期待していることは、物価をおさえ不況を克服して、明るい希望のもてる社会経済状況を一日も早く作るため、全野党が全力をあげることだ。
社会党はこの国民の期待にこたえるため、反インフレ、反不況、国民生活防衛の立場から、五十一年度政府予算案をはじめ、政府案を徹底的にほりさげ、審議して、三木内閣に国民要求の実現を迫り、政策対決を通じて国会解散をかちとり、政治の一新をなしとげるという方針で国会審議にのぞんでいる。
したがって四十年以上前の旧帝国憲法下の治安維持法体制のもとでおきた「共産党のスパイ査問事件」問題を、国会冒頭から民社党がもちだし、共産党との間で非難、中傷をくりひろげていることは、今国会の眼目である経済危機の打開という最大の政治課題から国会論議をそらすものであり、きわめて遺憾なことである。これを喜ぶのは政府・自民党であることは言うまでもない。
一、公党の指導者の政治道義にかかわるという主張にもとづくとはいえ、戦前の治安維持法体制における問題を、その歴史的背景と切り離してとりあげることは正しい態度ではない。問題のこうしたとりあげ方は、戦前の治安維持法や特高警察による人権無視の暗黒政治への反省を忘れ、旧帝国憲法感覚を復活させ、数多くの先輩の犠牲によって国民が得た現在の平和・民主の憲法下で、戦後三十年にわたってはぐくまれ定着してきた民主主義を逆戻りさせるおそれなしとしない。改憲を政綱にかかげる自民党のこの論争への間髪を入れない対応の仕方、最近の三木内閣の反動姿勢の強化からみて、この問題が政治反動に利用されることを強く警戒しなければならない。
国会審議に党略認めぬ
一、政党の性格や民主団体のあり方についての論争は、民主主義を発展させていくうえできわめて重要ではあるが、これを党略が先行した立場から国会審議の場を利用して行なおうという態度は、つつしむべきであろう。
この点では、共産党の場合もその独善的な国会戦術と関連して、問題なしとしないであろう。たとえば、わが党がくり返し国会審議の課題にすべきでないと指摘したにもかかわらず、部落解放運動における意見のちがいに基づく対立と矛盾を、共産党は暴力事件、リンチ事件として執拗に国会論議に持ち込んできたことがそれである。このことが、今回の「共産党のスパイ査問事件」の国会への持ち込みに道をひらいたといえなくもない。現在、国民が政治に期待している最大の緊急課題は、物価、不況、雇用問題などの解決である。共産党、民社党間の非難、中傷のくり返しにより、いささかでもこの最重要課題の焦点がぼかされ、国民の政治不信を深めるようなことがあってはならない。両党のこんごの国会審議における節度ある態度を望むものである。
全革新共闘の実現追求
一、この問題と共闘の関係についていえば、もともと共闘は、要求、政策の一致にもとづくものであって、今国会の眼目である経済危機の打開などについて意見の一致を見出して全野党共闘、より正確にいえば全革新共闘の実現をはからなければならないと考える。
もし、意見の一致をみながらも、この問題を理由に共闘に反対する党があるとすれば、それは国民要求に背を向けるものである。社会党は革新的立場に立った共闘実現を、従来の方針どおりねばり強く追求する。
0957無党派さん (ワッチョイ 239d-ZTg6)垢版2022/07/11(月) 16:16:22.70ID:G5jc5q4O0
河村けんいち落選
0958無党派さん (スッップ Sd43-kwKM)垢版2022/07/11(月) 17:10:25.23ID:aBaPlI4Md
「脱皮と再生」をめざす過渡期
新しい執行部がスタートをきって早くも一年と四ヵ月が経過し、私も委員長として二度目の正月を迎えることになりました。この間、盛んにニュー社会党をPRし続けてきたわけですが、新年に当たり、改めてニュー社会党とは何かを考えてみたいと思います。
皆さんも覚えていることと思いますが、飛鳥田さんが委員長を辞任するに当たって言い遺したのは、「党の大胆な脱皮と再生」を成し遂げて欲しい、ということでした。私は、この言葉の中には飛鳥田さんの万感の思いがこめられていると受けとめ、「大胆な党の脱皮と再生」をはかることこそが私に課せられた任務と思い定めた次第です。
したがって、ニュー社会党とは、「脱皮と再生」に成功した暁の姿であり、現在は、ニュー社会党をめざす過渡期にすぎず、しかも、ようやくスタートをきったばかりのほんの初期の、ある意味では試行錯誤の段階だということをまず確認しておくことが必要だと思います。
ところで、「脱皮と再生」でありますが、口で言うのは簡単でも、これを実行するとなるとこれほど難しいものはないと言ってもよいと思います。四〇年の歴史を持つ党がつくりあげてきたものには、良かれ悪しかれそれなりの理屈や経緯があるのです。しかし、とにかくやらなければならないのだと決意した私は、この一年有余、ニュー社会党をめざして走り抜けてきました。
それでは、私がどのような心構えで党を運営し、どのような党をめざしているのかという点でありますが、それを明らかにしたいと思います。
誤解や偏見の原因の根を絶つ
第一は、国民のわが党に対する批判を謙虚に受けとめ、その一つ一つを克服するために努力する、ということであります。
党に対する批判といえば、①内輪喧嘩の絶えない党、②何でも反対党、③労働組合一辺倒の党、④社会主義国に甘い党、⑤日常活動のあまりない党などが代表的なものですが、これらの批判の中には、明らかに誤解や思い違いに基づくものがあります。しかし私は、徒らに反論したり弁解するのではなく、そのような批判に対しても何故そんな誤解や偏見が生まれたのか、その原因をつきとめ、その根を絶つようにしたい、と思っています。
新しい発想、新しい方法を模索
第二は、原則として、従来の発想ややり方では駄目なのではないか、新しい発想、新しい方法が必要なのではないかと考えてみる、ということです。
党は長期低落傾向をたどってきました。八三年末の総選挙において一三議席増やすことかできたというものの、党内においてこの長期低落傾向に歯どめがかかったという者はほとんどいません。ならばなおさらのこと、先輩達の築いてきた素晴らしい伝統、方針や政策を引き継がなければならないことは当たり前のこととしても、議論のあるものについては、まず従来の発想や手法を否定してみる、そして新しい考え方や新しい方法を模索してみるというのは当然のことではないかと思うのです。長期低落傾向は依然として続いている、しかし従来の考え方ややり方は間違っていないなどというのは矛盾もはなはだしいと思います。
論議はするが、結論が出たら従う
第三は、わが党の共同戦線党的な性格を常に念頭に置戻その長所を活かすようにする、ということです。
改めて指摘するまてもないことですが、わが党は種々な考えの異なる人達によって構成された、実に唯の広い政党であります。一枚岩の党ではありませんし、一枚岩の党にはなり得ないのです。このような党の性格は、一枚岩の党に比べていかにもひ弱に見えますが、開かれた民主的な性格はわが党の特徴であり、長所であります。党に対する国民のアレルギーも最も少なく、無限の可能性を持っているのです。しかし、この党の特徴は、率直にいって最大の弱点となる可能性も併せ持っています。それはお互いに譲らず、いがみ合いを始めた時です。一般国民の眼に、また兄弟喧嘩、派閥争いが始まったと映る時がそれであります。したがって、私達は徹底的に論議はするが結論が出たら従う、という組織原則を忘れてはならないのです。まず、異なった意見の存在を認めることであります。そして。論議に当たっては常に謙虚でなければなりません。過去において絶対に正しいと思ったことが、後になって、明らかに間違いだったと気付いた経験をお互いに必ず持っているはずです。そうだとすれば、相手に対して寛容になれないはずはないと思うのです。
党内が結束できないで、どうして連立・連合を語る資格がありましょう。逆に、党内をまとめることができるということは、連立・連合の組織と運営に習熟することをも意味しているのです。
0959無党派さん (スッップ Sd43-kwKM)垢版2022/07/11(月) 17:16:16.09ID:aBaPlI4Md
何もしないよりやった方がまし
第四は、同もしないよりは、批判があってもやった方がましだ、ということです、共同戦線党的性格から当然と言えるのですが、わが党にあっては何を言っても、何をやっても全党が一○○パーセント一致して満足するということはあり得ません。したがって批判を恐れたり波風の立つのを避けようとすれば、結局何も言えない、何もやれないということになってしまいます。これでは、党は国民に見えない存在になってしまうばかりか、何も言わず何もしないのでは、何が良く何が悪いのかを判断することすらできなくなってしまうのです。私は、何もしないよりはやった方がましなのだと信じて、批判があることを覚悟の上でいくつかの問題提起をしたり実践してまいりました。朝鮮半島政策の再検討や全国政策研究集会などはその具体例であり、結果的にもやってよかったと思っていますし、幸いにこの一年有余の間、執行部は一丸になって支えてくれました。喜ばしい限りです。
政権担当能力のあることを証明
第五は、政権を絶えず視野の申におさめながら努力する、ということです。何でも反対の党、万年野党。政権を担当する意思のない党といった批判を吹き飛ばすためには、政権をめざす意欲、そして担当する能力のあることを国民の前に示す必要があるのです。
野党として、政権党に対して批判をし、抵抗し、ブレーキをかけることは大切な任務であります。しかし、多数派になることなしには、抵抗の実績すらあがらないことは現実の示す通りなのです。平和、民主主義、勤労国民の生活と権利、いずれの面をみても残念ながら次々と後退を余儀なくされ、われわれは未だに長期低落傾向に歯どめをかけることすらできずに悩んでいるのです。
それでは、どのようにして政権担当の意思と能力のあることを国民の前に明らかにするかでありますが、私は、次のことを全党に要請してきました。
① 中長期の目標と当面の対策とを区別して明示する。
② 反対する場合には、必ず対案を示す。
③ 国民が政治に何を求めているかを逸早く読みとり、政策化していく。
④ 原則を踏まえつつも、戦術や手段はできるだけ柔軟なものにする。
その他、些細なことかもしれませんが、私は「断固」とか「絶対」とかいう言葉をできるだけ使わないようにしています。それは、この言葉の語調の強さから、何でも反対のというイメージがつくられていったような気がすることと、強い言葉を使っているうちに、何でも本当に粉砕したり阻止できるような錯覚に陥る向きがあるような気がしてならないからなのであります。
とにかく、一日も早く、「影の内閣」をつくっても、誰も不自然に思わないような状況にもっていきたいものであります。
ところで、われわれにも政権担当能力があるということを、この一年あまりの間で最も端的に示したのが、一連の対外活動と言ってよいのではないでしょうか。
昨年四月の訪米は、自民党や政府・財界の者が絶対に口にしない日本国民の声を、アメリカの政府高官、議会の代表的な議員、そして各界のオピニオン・リーダー達に聞かせたという一点からだけでも有意義だったと思います。
しかし、何といっても文句なしに評価されたのは、九月の朝鮮民主主義人民共和国訪問であったことはいうまでもありません。二年半にわたって中断されていた日朝民間漁業協定の延長実現は、安倍外相自身が「政府のやれないことをやっていただいた」と、お礼を言わざるを得なかったほどの成果でありました。
それだけではありません。われわれの訪朝を契機に制裁措置は解除され、日朝間の空気もいくらか暖かいものとなり、南北朝鮮間の対話も友好的な雰囲気の中で始まっているのです。
この他にも、完全に行きづまりをみせていた日ソの関係改善をめざしてわれわれが進めた、クナーエフ政治局員を団長とするソ連国会代表団の訪日が。一〇月下旬に実現したこと等も、誇り得る成果としてあげることができると思います。
とにかく、野党外交と言っても従来のようにただ意見を交換し共同声明を出して気勢をあげるというだけでなく。政府のやれないことを代わってやる、あるいは政府の足らないところを捕うといった補完外交に発展させたことは、われわれのめざすニュー社会党とはいったいどんなものかを分かってもらうためにも格好の材料だったと思うのであります。
0960無党派さん (スッップ Sd43-kwKM)垢版2022/07/11(月) 17:18:14.76ID:aBaPlI4Md
社会党支持の裾野を広げる
第六は、社会党支持の細野をどうして広げるかという視点を、あらゆる論議、すべての行動の基本に据える、ということです。
一五パーセント前後の支持率、二〇パーセントに満たない得票率、こんなことでどうして本当に選挙に勝つことができるでありましょう。ましてや、政権を担当するなとということは夢のまた夢であります。
労働組合依存という批判を克服するためにも、党の支持層を広げることは絶対条件です。そのためには、少なくともわれわれの側で垣根をつくらないことが大切だと思い、私はとこにでも行って話し込むことに努力しました。公然と自民党の支持団体だという医師会の役員とも会いましたし、歯科医師会、薬剤師会、全国農協中央会、青年団協議会、同盟等々の役員とも話し合いました。結論を言えば、本当に会ってよかったということです。
特に全国農協中央会の岩持会長とは二度お会いしましたが、二度目はちょうど政府が「米が足りない」と言い出し、韓国米を輸入すると決めた時を選んだだけに、完全に意見が一致しました。われわれは合意に達した五項目を先ず農林水産委員会の決議とし、次いで本会議の決議に持ちこむことにも成功したのであります。
ここまではわれわれの陣地、ここから先は保守の陣地などという先入観を持っていては、いつまでたっても多数派になることはできないでしょうし、これからもどんどん向こう側に乗りこんでいきたいと思っています。
このことは、国際的な活動の面でも必要だと思います。私が真っ先にアメリカに行くと言った理由の一つも、自ら垣根をつくらないという考えに基づくものであります。
得票率を伸ばすには、候補者を増やさなければなりません。候補者を増やすには、党員、党友、機関紙を増やし、人材を吸収し、日常不断の活動を通じて支持牢を高める以外に奇手も妙手もないのです。
「党に入ってください」「党友になってください」というのは、党の周辺にいる人達に対する働きかけですが、党の裾野を広げるためには、無党派の人、そして他党の支持者にも働きかけなければならないのです。ほんの一例ですが、市民相談活動の強化と相まって演説会を開いたら、党員の一人ひとりが、党から離れたところにいる人達に対し、「演説だけでも一度聞いてみてください」と呼びかけ、社会党の演説会に行くのは初めてという人を必ず一人連れてくる、といったようなことを実行することから始める必要があるのではないでしょうか。いつまでも仲間うちだけの集会や演説会をやっていたのでは、少なくとも裾野を広げることにはならないのです。
さらには、話す言葉、書く文章等についても、もっともっと平易な分かり易いものにする努力がなされなければなりません。これは随分前から言われながら、なかなか改まらないのはいったいどこに原因があるのか、真剣に考えてみたい問題です。
許されない思想的エリート意識
第七は、理想がないのも理想だけというのも駄目だ、ということであります。入党しようという気持を持ってもらうためにも、党員の行動力、エネルギーを生みだすためにも、理想、理念が必要であります。しかし同時に、呼びかけられる側に立って考えてみれば、何十年か先の理想よりも、それ以上に魅力ある政策や現実処理能力の方が重視されるとも言えるのです。
従来、ややともすると、党内論争の重点がわれわれのめざす理想の方に力が入りすぎ、現実問題が軽視されているのではないか、という誤解を拓いていたことは否定できないと思います。理想論も、社会主義が輝かしい光芒を放っていた時期においては、多くの人達にとって魅力あるものだったのですが、現在は、社会主義国同士が戦うといった矛盾や欠陥を露呈している時だけに、いっそう誤解を生み易いのだと思います。
われわれはそのような誤解を完全に払拭するためにも、現実処理能力の誇示といった点にもっと重心を移してもよいのではないでしようか。議会制民主主義を尊重し、めざす社会主義も平和的・民主的な方法によることを結党以来一貫して主張してきた党としては、やはり重視しなければならないのは有権者の審判であることは言うを待ちません。大衆迎合は許されませんが、思想的エリート意識はそれ以上に許されないのです。
私が最近読んだ小田実さんの著書『毛沢東』の中に、次のような一節があります。
0961無党派さん (スッップ Sd43-kwKM)垢版2022/07/11(月) 17:21:16.49ID:aBaPlI4Md
「私は中国南部、雲南省も南のはての、クイ族を中心とする少数民族の居住地区のシーサンバーナで、一九五一年に解放軍の一員としてやってきて、そのあと幹部としてずっとそこに住みついた人の話を聞いたことがある。彼らがその中国の南のはてまでやってきた時には、少数民族はおそれをなして山中に逃げこんでしまって街はモヌケのカラになっていた。中国語で呼びかけてみても、中国語自体がろくに通用していないのだから役に立たない。結局、彼らのしたことは、山中に逃げこんだ住民の家の鶏の世話をしたり、鶏が産んだ卵を自分達で食べずにすべて残しておくことだった。そのうち山中から一人二人と少数民族は降りてきて、降りたのが口こみで解放軍の行為を仲間に知らせた、一ヵ月か二ヵ月経って少数民族はすべて戻ってきた」
「(三大紀律)(八項注意)は紅軍兵士の内部の規律であるとともに、農民、町の住民との間の接触の規律をかたちづくっている。人々は、彼らが掲げるイデオロギーによって紅軍を評価したのではなかった。彼らの行為によって評価したのだから、この規律は極めて重大だった」
実に味わい深い話であり、文章ではないでしょうか。思想とは、ナマで大衆にぶっつけるものではなく、自らの言動を支え律するものなのです。脱皮と再生を果たしたニュー社会党をめざすわれわれに今一番必要なものは、(三大紀律)(八項注意)のようなものかもしれないのです。
さらにもう一つ、この著書の中から面白い話を引用しておきたいと思います。
「いやに(矛盾論)に詳しい若者に会ったのでどうしたわけかと尋ねると「政治」の試験に出るので勉強したのだと頭をかいた」というのです。自らの言動と何の関係もない、単なる知識としでの思想などというものは一般人ならともかく、少なくとも党員にとっては百害あって一利なしと言っても極端にはならないのではないでしょうか。
私はここで、山川均先生が社会主義協会の五周年記念講演会で話した次の興味深い一節を引用しておきたいと思います。
「湯舟の中に大勢の人が出たり入ったりしますから、どうしても温度が下がりぬるくなります。ですから絶えずなんとかして温度を保つように燃さなければならない。しかし、そうかといって、湯舟の下でどんどん火を燃したならば、熱くて驚いて飛び出す人がいるわけです。ですから、これは湯舟のほかに始終熱い湯を沸かしておいて、少しずつ出すことによって湯の冷めるのを防ぐのであります」
党内民主主義の真髄を生かす
以上、私はどんな考えや心構えで党を運営し、どのような党をめざしているのかという点について述べました。賛否種々あるでしょうが、私は、この一年有余、党をとりまくムードは確かに温かくなり、好意的になったと思います。しかし、それでは、そのよいムードを利用して全党的に党勢拡大の面で実績があがったかと言えば、残念ながら答えはノーであります。
私はこのような事態を前にして、全党に訴えたいと思います。幸いに、これまでの間、内実がどうあろうと、全党の同志の御協力によって、「仲間喧嘩の絶えない党」という欠陥はある程度解消できたと思うのです。私はかつてない団結を示した執行部に支えられ、励まされて任務を遂行してきたのであり、この実績を大切にしたいし発展させてもらいたいのです。
全党員が党内で意見をたたかわせ、方針が決まればそれに従い一致して行動するという党内民主主義の真髄を生かしていただきたいのであります。またもや公然たる派閥の会合が復活し、まるで党外から物を言うような姿勢をみせたり、党員でありながら党外に向かって自らの属する党の批判をするといったような古い体質丸出しの現象がチラホラと見え始めているのですが、このような体質から完全に脱け出すことなしに、どうして国民から「頼り甲斐のある社会党」と評価され、収拾を託されることを期待することができるかと言いたいのであります。
党員の皆さん、今年は結党四〇周年に当たります。素晴らしい党建設の実績をお互いに姿び合いながら、一一月二日の記念日を迎えることができるよう、力を合わせて頑張ろうではありませんか。

石橋政嗣「ニュー社会党をめざす私の考え」
0962無党派さん (スッップ Sd43-kwKM)垢版2022/07/11(月) 17:26:43.69ID:aBaPlI4Md
土井たか子「駄目なものは駄目」

① 政治の制度や機構は政権の平和的交替を保証しているにもかかわらず、反対党が非常に長い間政権につくことが出来ないでいる状態について、西欧学界などで既に出されている指摘は一つの参考になります。そこでは「コンセンサスの議会に及ぼす衰弱効果」が、その理由の第一に挙げられています。政権党と反対党との間の、「議会の楽屋」での話し合いによる合意の形成は、手続き問題などで議会の始まりからあったとはいえ、最近ではそれが、政策上の合意を作るのが普通のこととなり、国民から見た与野党間の違いをあいまいにするほどになってきました。議会の魅力を少なくし、ひいては反対党が政権につくことへの期待を小さくさせる原因のーつがそれだというのです。そうなった理由としては、先進社会での近年の国民生活水準の上昇とそれに伴う中関層の巨大化によって、与野党の政策上の隔たりが縮まったことがあります。また、自然・社会の両面での科学技術の発展によって、専門家の助言なしには政策が作れず、一般人が理解することもできないようになったため、争点が分かりにくくなったことも大きな理由です。
② こうしたやむを得ない面があるとはいえ、事態は政権党に有利に、野党には不利に働きます。コンセンサスに至るまでの反対党の努力は政策が世に出た後は忘れ去られ、政権党の「寛容」と、政策の出来のよさだけが国民の印象に残ります。成果は政権を持っている党が独占するのです。たとえば、減税は政府・与党が野党の要求に応じたもので、野党が要求しなければ現れなかったものであるにもかかわらず、結局、減税をやったのは政府・与党であることになってしまうといったことが起こります。
③ それだけではありません。政権党は野党の要求を渋々受け入れた風を装って、必要な政策を実現することがあります。再び税制に例をとれば、仮定の問題として、政府・自民党がたとえ不公平税制を少しは改める気があったとしても、自民党の強力な支持団体が不公平によって利益を得ている以上、根本的な是正は絶対にできるはずがありません。ところが野党の要求が強い場合、それに妥協した形で、多くの国民が望んでいる方向への手直しを、ごく一部についてやるといったことは、ひょっとしたらあるかもしれません。その場合でも、不公平の是正をともかく自民党の政府がやったという実績が残ってしまうのです。
④ そのような、いわば損を承知で私たちが政府・与党に譲歩を迫り、国会でのコンセンサスを得ようと努めてきたのは、それなしでは多数決によって国民のなかのより弱い層の利益が失われるからであり、それ自体に悪いところがあったとは思えません。しかし、結果的に政権党の立場を強める効果を持っていたことを、もう少し重く見た方がいいのではないかと、私は近ごろ思うのです。しかも、最近では政策の技術的な複雑さから、国会の委員会などでの正面の議論では詰めきれない話し合いが「議会の楽屋」でなされることがままあるため、国会が国民から遠いところに行ってしまったという批判もあります。そのことも軽視していいはずはありません。
⑤ そのように考えるとき、私はこれからの国会での反対党のありかたのなかで、妥協のない反対を貫く場面をいま以上に増やすことが必要ではないかと思うのです。もちろん問題によって対応は違いますが、国会での野党の一見強硬な姿勢が結局は政府・自民党の「野党のカオを立てた」僅かばかりの譲歩を引き出しただけに終わるといったことはできるだけ避けようということであります。駄目なものは駄目なのであって、少々の手直し程度で引き下がるわけにはいかないという、分かりやすい態度をとろうというのです。いわばこれは、「反対党らしい反対党への復帰」であります。
0963無党派さん (スッップ Sd43-kwKM)垢版2022/07/11(月) 17:27:00.48ID:aBaPlI4Md
⑥ いつも野党が、自民党政治の歪んだ面や足りない点を指摘し、補うことばかりしていると、それだけが野党の有用性であるように思われてしまうのではないでしょうか。選挙では自民党に入れるが、自分か損をしそうなとき、困ったときだけ野党に頑張ってもらおう、そんな気持ちでいる人々も多いような気がします。今の日本社会は、自民党の悪政によって少々の被害を国民生活が受けても、あとでよりよい政府が生まれることで修復できる程度の余裕がありそうです。私たちの非妥協的な闘いによって、たとえ結果としては自民党の悪い政策が多数決で実現しても、ある程度はそのような政権党を選んだ国民多数派の責任だということを、はっきりさせてもいいのではないでしょうか。
⑦ 妥協か絶対反対かの判断が難しいのは、一度失われてしまったら取り返しのつかない問題、たとえば国民の安全の問題や、この知床に起きているような自然保護の問題のほうだと思われます。それらの深刻な事柄については、「悪くなっても自民党の責任だ」などと放り出したり、絶対反対で突っ張って、結果的に何も前進しなかったりするのは、場合によっては無責任のそしりを免れないことがあります。よりましな成果を粘り強く求めて、不格好でも不満でも、とりあえずの安全や無事の確保で一応我慢するなどの妥協が必要なことがあるかもしれません。従来はむしろ、そうした問題のほうで後に引かず、結果的に完敗ということがなかったわけではありません。発想の転換が、こういうことでも必要かと思います。
⑧ 政府・自民党が臨時国会に提出を予定している「消費税」は、今申したうちの、「駄目なものは駄目なのだ」に属する政策問題だと受け止めています。政府・自民党が非を認めて提出を諦めるか、私たちの主張のように衆院を解散して国民に信を問うのでなければ、あらゆる妥協を排して反対しなければならない問題だということです。反対するからには、消費税が成立する場合を想定するわけにはいかないのはもちろんですが、万に一つも成立することがあるならば、その廃止を求めて、国民は次の総選挙で自民党を離れ、私たちの側について下さると信じます。ここで、社会党は反対党らしい反対党の姿勢を貢くことで、国民の前に健全な姿をお見せしたいと覚悟を新たにしています。そのためにはもちろん、不公平税制の抜本改革を掲げ、消費税に反対している全野党の結束を固めることが第一で、伝えられる臨時国会の前に私が矢野さんや塚本さんたちと話し合うことは重要です。これからの私たちの反消費税の戦いに、国民の皆さまのご理解を是非お願いしたいと思います。
0964無党派さん (スッップ Sd43-kwKM)垢版2022/07/11(月) 17:29:28.01ID:aBaPlI4Md
村山富市「戦後50周年の終戦記念日にあたって」

平成7年8月15日
先の大戦が終わりを告げてから、50年の歳月が流れました。今、あらためて、あの戦争によって犠牲となられた内外の多くの人々に思いを馳せるとき、万感胸に迫るものがあります。
敗戦後、日本は、あの焼け野原から、幾多の困難を乗りこえて、今日の平和と繁栄を築いてまいりました。このことは私たちの誇りであり、そのために注がれた国民の皆様1人1人の英知とたゆみない努力に、私は心から敬意の念を表わすものであります。ここに至るまで、米国をはじめ、世界の国々から寄せられた支援と協力に対し、あらためて深甚な謝意を表明いたします。また、アジア太平洋近隣諸国、米国、さらには欧州諸国との間に今日のような友好関係を築き上げるに至ったことを、心から喜びたいと思います。
平和で豊かな日本となった今日、私たちはややもすればこの平和の尊さ、有難さを忘れがちになります。私たちは過去のあやまちを2度と繰り返すことのないよう、戦争の悲惨さを若い世代に語り伝えていかなければなりません。とくに近隣諸国の人々と手を携えて、アジア太平洋地域ひいては世界の平和を確かなものとしていくためには、なによりも、これらの諸国との間に深い理解と信頼にもとづいた関係を培っていくことが不可欠と考えます。政府は、この考えにもとづき、特に近現代における日本と近隣アジア諸国との関係にかかわる歴史研究を支援し、各国との交流の飛躍的な拡大をはかるために、この2つを柱とした平和友好交流事業を展開しております。また、現在取り組んでいる戦後処理問題についても、わが国とこれらの国々との信頼関係を一層強化するため、私は、ひき続き誠実に対応してまいります。
いま、戦後50周年の節目に当たり、われわれが銘記すべきことは、来し方を訪ねて歴史の教訓に学び、未来を望んで、人類社会の平和と繁栄への道を誤らないことであります。
わが国は、遠くない過去の一時期、国策を誤り、戦争への道を歩んで国民を存亡の危機に陥れ、植民地支配と侵略によって、多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与えました。私は、未来に誤ち無からしめんとするが故に、疑うべくもないこの歴史の事実を謙虚に受け止め、ここにあらためて痛切な反省の意を表し、心からのお詫びの気持ちを表明いたします。また、この歴史がもたらした内外すべての犠牲者に深い哀悼の念を捧げます。
敗戦の日から50周年を迎えた今日、わが国は、深い反省に立ち、独善的なナショナリズムを排し、責任ある国際社会の一員として国際協調を促進し、それを通じて、平和の理念と民主主義とを押し広めていかなければなりません。同時に、わが国は、唯一の被爆国としての体験を踏まえて、核兵器の究極の廃絶を目指し、核不拡散体制の強化など、国際的な軍縮を積極的に推進していくことが肝要であります。これこそ、過去に対するつぐないとなり、犠牲となられた方々の御霊を鎮めるゆえんとなると、私は信じております。
「杖るは信に如くは莫し」と申します。この記念すべき時に当たり、信義を施政の根幹とすることを内外に表明し、私の誓いの言葉といたします。
0965無党派さん (スッップ Sd43-kwKM)垢版2022/07/11(月) 17:32:24.62ID:aBaPlI4Md
●附:「平和友好交流計画」に関する村山内閣総理大臣の談話
平成6年8月31日
明年は、戦後五十周年に当たります。私は、この年を控えて、先に韓国を訪問し、またこの度東南アジア諸国を歴訪しました。これを機に、この重要な節目の年を真に意義あるものとするため、現在、政府がどのような対外的な取組を進めているかについて基本的考え方を述べたいと思います。
我が国が過去の一時期に行った行為は、国民に多くの犠牲をもたらしたばかりでなく、アジアの近隣諸国等の人々に、いまなお癒しがたい傷痕を残しています。私は、我が国の侵略行為や植民地支配などが多くの人々に耐え難い苦しみと悲しみをもたらしたことに対し、深い反省の気持ちに立って、不戦の決意の下、世界平和の創造に向かって力を尽くしていくことが、これからの日本の歩むべき進路であると考えます。
我が国は、アジアの近隣諸国等との関係の歴史を直視しなければなりません。日本国民と近隣諸国民が手を携えてアジア・太平洋の未来をひらくには、お互いの痛みを克服して構築される相互理解と相互信頼という不動の土台が不可欠です。
戦後五十周年という節目の年を明年に控え、このような認識を揺るぎなきものとして、平和への努力を倍加する必要があると思います。
このような観点から、私は、戦後五十周年に当たる明年より、次の二本柱から成る「平和友好交流計画」を発足させたいと思います。
第一は、過去の歴史を直視するため、歴史図書・資料の収集、研究者に対する支援等を行う歴史研究支援事業です。
第二は、知的交流や青少年交流などを通じて各界各層における対話と相互理解を促進する交流事業です。
その他、本計画の趣旨にかんがみ適当と思われる事業についてもこれを対象としたいと考えています。
また、この計画の中で、かねてからその必要性が指摘されているアジア歴史資料センターの設立についても検討していきたいと思います。
なお、本計画の対象地域は、我が国による過去の行為が人々に今なお大きな傷痕を残しているアジアの近隣諸国等を中心に、その他、本計画の趣旨にかんがみふさわしい地域を含めるものとします。
この計画の下で、今後十年間で1千億円相当の事業を新たに展開していくこととし、具体的な事業については、明年度から実施できるよう、現在、政府部内で準備中であります。
いわゆる従軍慰安婦問題は、女性の名誉と尊厳を深く傷つけた問題であり、私はこの機会に、改めて、心からの深い反省とお詫びの気持ちを申し上げたいと思います。
我が国としては、このような問題も含め、過去の歴史を直視し、正しくこれを後世に伝えるとともに、関係諸国等との相互理解の一層の増進に努めることが、我が国のお詫びと反省の気持ちを表すことになると考えており、本計画は、このような気持ちを踏まえたものであります。
なお、以上の政府の計画とあいまって、この気持ちを国民の皆様にも分かち合っていただくため、幅広い国民参加の道をともに探求していきたいと考えます。
また、政府としては、女性の地位向上や女性の福祉等の分野における国際協力の重要性を深く認識するものであります。
私は、かねてから、女性の人権問題や福祉問題に強い関心を抱いております。明年、北京において、女性の地位向上について検討し、21世紀に向けての新たな行動の指針作りを目指した「第四回世界婦人会議」が開催されます。このようなことをも踏まえ、政府は、今後、特にアジアの近隣諸国等に対し、例えば、女性の職業訓練のためのセンター等女性の地位向上や女性の福祉等の分野における経済協力を一層重視し、実施してまいります。
さらに、政府は、「平和友好交流計画」を基本に据えつつ、次のような問題にも誠意を持って対応してまいります。
その一つは、在サハリン「韓国人」永住帰国問題です。これは人道上の観点からも放置できないものとなっており、韓国、ロシア両政府と十分協議の上、速やかに我が国の支援策を決定し、逐次実施していく所存です。
もう一つは、台湾住民に対する未払給与や軍事郵便貯金等、長い間未解決であった、いわゆる確定債務問題です。債権者の高齢化が著しく進んでいること等もあり、この際、早急に我が国の確定債務の支払を履行すべく、政府として解決を図りたいと思います。
戦後も、はや半世紀、戦争を体験しない世代の人々がはるかに多数を占める時代となりました。しかし、二度と戦争の惨禍を繰り返さないためには、戦争を忘れないことが大切です。平和で豊かな今日においてこそ、過去の過ちから目をそむけることなく、次の世代に戦争の悲惨さと、そこに幾多の尊い犠牲があったことを語り継ぎ、常に恒久平和に向けて努力していかなければなりません。それは、政治や行政が国民一人一人とともに自ら課すべき責務であると、私は信じております。
0966無党派さん (スッップ Sd43-kwKM)垢版2022/07/11(月) 17:40:26.31ID:aBaPlI4Md
全国からお集まりの代議員のみなさん、社会民主党は結党以来最小の党とはなりましたが、伝統あるこの党の大会にはせ参じてくださったみなさんに、そして私たちの党に温かいまなざしを引き続き注いでくださっている国民のみなさんに、まずなによりも感謝の思いをささげたいと存じます。(拍手)
私は、ただいま正規の手続きを経て社会民主党の党首として信任していただきました。旧日本社会党の委員長として幾たびか党大会であいさつをしてまいりましたが、きょう私は、これまでにないかたい決意でごあいさつをさせていただきます。みなさんと一緒に心を一つにして、新たな社会民主党をつくるための決意です。そのために私の思いをみなさんに伝えたい。みなさんの思いを伺いたい。そして力を合わせて前に進みたいのです。私たちは、この党大会を新しい再生の道への起点と定めなければなりません。
この出発に当たって私は、かつてない厳しい状況のなかで苦労を重ねられたみなさん、それでも社会民主党の旗をしっかり掲げて苦しい選挙を戦い抜かれたみなさんに、心からの「ありがとう」を申し上げます。
そして、少なくともまじめに懸命に生きる人々にこたえていく政治をつくる責任が私たちにあります、この重い責任を果たすために、新たな結集をしようという決意で、きょう私たちはここに集まっているのですが、私は大要三つの基本的な理念についてお話したいと思います。
第一にその基本となるのは、やはり日本国憲法です。「憲法の理念とともに生きる」、これが社会民主党の前身である日本社会党の創立以来一貫して掲げてきた精神です。私が社会党に参加し政治家の道に転じたのも、憲法に盛られている平和と人権、主権在民を本当に実現したい、実施したい、というこの思いからでありました。
戦後五〇年の政治の基本的な理念である自由と民主主義も、この時代の大部分政権を握ってきた保守勢力が、ともすれば戦前回帰の志を持っていたために、社会党がその保障をしなければなりませんでした。つまり自由は、恵まれた人の自由や企業の経済活動の自由にとどまらないことを主張し続け、民主とは、多数者がただ数の力のみによって少数者をないがしろにすることのないよう、私たちの党は行動し続けたのです。その軌跡をあらためて見つめ、よき伝統を次の世代に届ける責任が私たちにはあるのです。
しかし他面、これまでの社会党の欠陥についても反省することをちゅうちょしてはなりません。例えば私たちの先輩は、左翼の教条に陥ることからの誤りもしるしました。村山内閣が政権を担当するに当たって、教条主義へのこだわりを捨てたことは妥当であったと言わなければなりませんが、それが旧社会党をそれまで支持してくださった多くの人々に納得していただける手続きを踏んだかどうかという点には疑問があります。こうした点についての反省、総括と対処も私たちの課題の一つです。
そしていま、憲法の未来とは憲法のめざすところそのものです。高齢化社会を迎えての多くの問題解決のための基本的人権や、幸福追求の権利、グローバルな問題解決のための平和主義など、憲法の描く未来社会の姿は、二一世紀の世界像を半世紀も早く先取りしたものだと言っても過言ではありません。
私たちが守るべき価値は、既に日本国憲法に明らかであります。それは今日では社会民主主義の潮流、とりわけ地球環境の将来を展望する視点を持ち得た「新しい社会民主主義」の思想に裏打ちされた普通の人々のための政治をめざさなければならないということ、そのことであります。
0967無党派さん (スッップ Sd43-kwKM)垢版2022/07/11(月) 17:42:28.87ID:aBaPlI4Md
いま二一世紀をのぞみながら、地球社会は大きな転換期のなかに置かれています。経済、社会、文化、生活--あらゆる面で大きな変化があり、新しい時代に入ろうとしております。希望を求めながらも、しかし現実は不安も混乱もあります。こうお話ししている間も、ペルー日本大使公邸人質事件について心配しながら、一刻も早い解決を願わずにはおられません。あくまで人命尊重の社会に展望を開くことが大切です、同時に、スピーディーな対応が求められることをあらためて自覚しなければなりません。
次に、申し上げなければならないのは、私たちは弱者や少数者の断固たる味方であるということです。もちろんこれは憲法の理念を実現することのなかに含まれているものでありますが、いまとくにこれを取り出して強調するのは、日本社会が強者の論理で覆われていく傾向を座視できないと思うからであります。「自由」はただ市場のなかでの自由だけではなく、地位や権力、金力、学歴などを求める競争社会の自由だけを意味するものではありません。しかし、日本社会はいま、経済合理性に対する信仰のようなものが、より高い効率を求めてその種の自由を謳歌し、勤労者や中小企業のなかの弱者や少数者をけ散らしていくことをなんとも思わないようになりつつあるのではないでしょうか。私たちはそのような新保守主義と対決することに臆病であってはならないと思います。
自由主義の経済を基本的人権の立場や環境や南北問題といったより大きな枠組みのなかで、より公正かつ公平に動かそうというのが社会民主主義の考え方なのです。日本型の社会民主主義とは、古くは徳川時代に既にあった「弱きを助け、強きをくじく」という視点からコントロールしていくシステムなのですが、それを水戸黄門の印籠をかざすことで実現するのではなく、憲法をもとに、柴又の寅さんのような温かみも忘れず、市民とともに民主政治を実行するシステムなのです。この点から、現在進行中の問題に触れておきたいと思います。
来年度予算の編成に当たって、私たちが健康保険の赤字の原因をしっかり理解することなく、その補てんを弱者である高齢者や病弱者に求めることには、市民・国民は納得されるはずはないと思います。与党のなかにあることと、自民党に埋没することは違います。まず、患者の負担増を一年凍結にして、赤字の内容を究明して、市民の声をしっかり聞いて、医療保険制度の改革が先決であるというわが党の主張を鮮明にして、その努力をすることが大切であることは申すまでもありません。
三番目に申し上げたいのは、総選挙を控え、私が党の責任ある立場をお引き受けするに当たってとくにお訴えした「市民との絆」でございます。強者の論理によって虐げられる人々の単に味方であるだけではなく、それらの人々との絆をしっかりと結び合い、教えられ、私たちの党自身を鍛え直そうという覚悟でございます。
八方に困難の満ち満ちている政治の現状ではありますが、それでも村山内閣以来の多くの人々の努力によって、国レベルの情報公開や分権への歩みは後戻りできないところまで来ております。それらの新しい手だてを身につけながら、あらゆるところで強者に圧しひしがれず市民のために闘っているすべての人々と連帯していきたいと思います。私たちは、市民運動、住民運動、労働運動などのいずれの分野でも、私たちのできることがあれば、どんなにささいなことであっても力を惜しまず献身することをお誓いしようではありませんか。(拍手)
0968無党派さん (スッップ Sd43-kwKM)垢版2022/07/11(月) 17:43:31.86ID:aBaPlI4Md
そのためには、社会民主党にはいま徹底した自己改革が求められていると思います。市民との絆を結び直すのと同時に、党内の絆もしっかり結び直したいのです。そのなかでこそ、市民の信頼を回復し、党員の誇りと活力を取り戻すことができると思います。
同時に、いま政治家の言葉が紙のように軽いと言われることに対して、責任ある言葉を回復しなければならないと考えます。政治家の行財政改革大合唱のなかで、最近発覚した厚生官僚の行政汚職は、不信が怒りとなって増幅しています。私たちの党は、女性、高齢者、子ども、障害者、働く人たち、少数者の人だちと絆をかたく結び直すことによってのみ、明るい展望を開き得ると私は信ずるのです。
大切なことは、市民とのふれあいです。よそよそしい気取った存在ではなく、党外の注文や批判を同じ生活感覚で受けとめられる党、「市民と日常的にふれあい、うなずき合える、頼もしい党」であることだと思います。
そのためには、中央と地方、地域と職場の党が、互いに経験と情報の交流を深め、開かれた場で活発に政策討論を展開することはどうしても必要です。すべての党組織の自立機能が鍛えられなければなりません。「この分野なら党に参加・協力できる」と考えている人たちが多いと思いますが、その人々に党の門戸を開放して、それぞれの参加による幅広い豊かな党をつくりたい。党の機構や運営の改革と効率化を思い切って進めたいと思います。
「市民との絆」と言うと、「労働組合との関係はどうなるのか」とよく問題にされるのですが、労働組合との関係も社会民主主義にとって大切な絆の一つです。社会民主党は、労働組合とはそれぞれの自立性・自主性を相互に尊重し合う関係、対等の立場で政策協議に誠実にこたえて、協力関係をしっかり培っていきたいと考えています。そのための努力は惜しみません。
党員の意思統一はもちろんのこと、とりわけ地方議員の意思統一は非常に重要であり、早く行なうことが必要です。そのためにも、地方議員団や各県連合の代表者による会議や学習会の先頭に立つようにとのご要請が、地域の声としてございました。そのための努力は惜しみません。私にできることはなんでもしようと思っております。
0969無党派さん (スッップ Sd43-kwKM)垢版2022/07/11(月) 17:47:46.27ID:aBaPlI4Md
さて、いま社会民主党はかつてない危機の状況にあると言われています。しかし、私はいたずらに危機感に陥って、みずから内外の情勢の流れを客観的に見ることをやめ、動揺し、未来が求めているものへの確信を捨てることがあってはならないと思います。今日、日本の政治は、混迷のうちにも激しく流れて、社会民主党の課題はきわめて多いことは申すまでもございません。しかし、このときに社会民主党の存在の基盤が失われつつあると見るべきなのでしょうか。保守政治の実際が、市民の圧倒的かつ積極的な支持を得ているものとなすべきなのでしょうか。私たちが最も深刻に反省し、懸命にみずからを改めるべきなのは、市民のみなさんの期待と要請を受けながら、それに十分にこたえられないその弱さにあるのであって、社会民主党の存在価値に動揺を来す必要はまったくないと私は考えます。(拍手)
みなさんの死に物狂いの奮闘にもかかわらず、総選挙で社会民主党は旧社会党結党以来空前の小党となったことを申しわけないと思います。しかし、小選挙区でわが党の候補者のいない地域が圧倒的に多いなかで、各ブロックの比例代表に「社会民主党」と書いてくださった票が三五五万余あります。この期待にこたえることは実に大切な党の出発の立場です。党と組織の立て直しを第一としなければなりません。
全国のたくさんの方々から、心配したファックスや電話の激励もいただいております。政治に信頼が失われているとき、国政を預かる党の姿勢として、自治体の政治を預かる党の姿勢として、約束した政策・見解については、その実現に向け党が全力を傾けることがまず信頼への第一歩と考えます。
三与党間で合意できた点の実現は言うまでもなく、合意できなかった点について、政策協議の機関で論議することを進め、さらに国会の審議においても党はみずからの政策、意見をはっきり示して、めり張りのある努力をしていくことが必要だと考えます。
去る一八日に終了した臨時国会で、私たちは市民のみなさんへの公約を誠実に守るために、少人数ながら懸命な努力をいたしました。臨時国会が短時日であったために、消費税対策のように継続して努力していかねばならない課題も残っております。伊藤幹事長から後の報告でお聞きいただくことになります。
とくに党として申し上げておきたいことは、情報公開法案、男女雇用平等法案、森林病害虫等防除法改正案等々「国会改革・議員立法活性化プロジェクトチーム」の設置を決めまして、いま及川政審会長を中心にその構成を進めていることです。私はこのプロジェクトが、自治体議員に条例の議員提案についてアドバイスができたり、多様な政策要求を持った市民団体や労働団体とわが党の間で、議員立法の政策活動を主な内容とする政策・行動協定を結んだりするようになればすばらしいなどと考えているところです。ぜひやりたいと思います。
党の議員数も書記局のスタッフも数は少なくなりましたが、間違いなく全党の真剣な姿勢が広く世間から問われているのではないでしょうか。時間は私たちに前に進むことしか許してくれません。そして時間は待ってくれません。来年一月は、北九州市の選挙に始まりまして、夏には都議会の選挙があります。再来年にはもう参議院の選挙であります。私たちはこうした一つひとつの選挙を節目に、より多くの社会民主党候補を擁立して、一人でも多くの当選者を確保することを具体的な目標の一つに掲げなくてはなりません。
これまで申し上げたことは、私たちの党の前身である日本社会党の初心でもあったことをいま私は思い起こしております。その初心は、人間の解放をめざして、弱い人々のために身を捨てようとするものでありました。いま私たちにはその初心を発展させ、さらに現在に生かす英知が求められております。あくまで謙虚に、しかし、そろそろしゅんじゅんと疑いを捨てて、求められるところに向かって進もうではありませんか。
良心を全身に充満したる
ますらおの起こり来らんことを
私の座右の銘を再びみなさんにささげたいと思います。
非力な私ですが、私は力の限りを尽くしたいと思います。みなさんの奮起とご協力を願ってやみません。
いよいよ新しい出発です。ゼロからの出発です。私たちの手で、力を合わせて必ず党を再建して、前に進もうではありませんか。
ありがとうございました。(拍手)

土井たか子「ゼロからの出発」
0970無党派さん (ワッチョイ 239d-ZTg6)垢版2022/07/11(月) 20:09:59.51ID:G5jc5q4O0
そがのいいるか
0971無党派さん (ワッチョイW 23e2-B2g+)垢版2022/07/12(火) 08:45:41.67ID:/Bgl/3lt0
参議院会派名称推移
「自由民主党」(S30.11〜S52.7)

「自由民主党・自由国民会議」(S52.7〜S61.9)

「自由民主党」(S61.9〜H7.8)

「自由民主党・自由国民会議」(H7.8〜H8.9)

「自由民主党」(H8.9〜H12.1)

「自由民主党・自由国民会議」(H12.1〜H12.7)

「自由民主党・保守党」(H12.7〜H15.1)

「自由民主党・保守新党」(H15.1〜H15.11)

「自由民主党」(H15.11〜H19.9)

「自由民主党・無所属の会」(H19.9〜H20.9)

「自由民主党」(H20.9〜H21.9)

「自由民主党・改革クラブ」(H21.9〜H22.7)

「自由民主党」(H22.7〜H23.9)

「自由民主党・無所属の会」(H23.9〜H24.1)

「自由民主党・たちあがれ日本・無所属の会」(H24.1〜H24.12)

「自由民主党・無所属の会」(H24.12〜H25.8)

「自由民主党」(H25.8〜H29.1)

「自由民主党・こころ」(H29.1〜H30.10)

「自由民主党・国民の声」(H30.10〜)
0972無党派さん (スップ Sd03-YiBd)垢版2022/07/12(火) 18:30:56.93ID:tGWbgTdnd
>>941
大麻合法化とか言うんかな?
0973無党派さん (スッップ Sd43-kwKM)垢版2022/07/12(火) 18:37:00.35ID:eagWj5ggd
国民怒りの声
0988無党派さん (スップ Sd43-kwKM)垢版2022/07/13(水) 16:55:47.01ID:Y1SzZw6Gd
種映画
0990無党派さん (ワッチョイ 9b33-lTRq)垢版2022/07/13(水) 17:37:37.34ID:wDOvTQTr0
                         liberty       freedom
 革新                     進歩        保守 
  ┝━━━━━━━┿━━━━━━━┿━━━━━━━┥
0991無党派さん (ワッチョイ 9b33-lTRq)垢版2022/07/13(水) 17:44:43.69ID:wDOvTQTr0
    ~⊂⊃~
     ∧ ∧
    (,, ´J`)
    (    )
    | | |
    (__)_)
0992無党派さん (ワッチョイ 9b33-lTRq)垢版2022/07/13(水) 17:45:36.40ID:wDOvTQTr0
   ∧_____∧  
 (  ´;  ω  ;` )
 (     |/    )
 (____)___)
0994無党派さん (ワッチョイ 9b33-lTRq)垢版2022/07/13(水) 18:08:51.70ID:wDOvTQTr0
①安心と活力を取り戻し国際的金融大混乱がもたらした景気の低迷、
日本企業と国民が直面する危機を乗り越え、
安心と経済成長を取り戻すため景気対策や格差是正、
地方再生、金融政策等、あらゆる政策を総動員する
0995無党派さん (ワッチョイ 9b33-lTRq)垢版2022/07/13(水) 18:09:15.58ID:wDOvTQTr0
②21世紀は水と食料、資源の国際的な争奪時代。
国民の安全・安心で豊かな暮らしを守るため、持続発展できる社会を構築。
省エネや代替エネルギー開発、食糧自給率アップ、
リサイクルを含めた資源確保を政策的に実行
0996無党派さん (ワッチョイ 9b33-lTRq)垢版2022/07/13(水) 18:09:40.61ID:wDOvTQTr0
③財政構造改革を断行。
国と地方の歳入欠陥構造にメスを入れ無駄を排除。
都市と地方の格差を是正、受益と負担のバランスによる年金、
医療、介護等の社会保障システム確立、老後の安心を確立
0997無党派さん (ワッチョイ 9b33-lTRq)垢版2022/07/13(水) 18:10:12.80ID:wDOvTQTr0
④教育構造改革推進。
「国と地域づくり」は「人づくり」に他ならない。
国力と治安を復活させ、地方活性化は教育改革が不可欠。
次代を創造する若者育成のため、初等教育でしつけを徹底し、基礎学力回復を図り、
中高等教育は自らの翼(エンジン)で問題解決力をつける
0998無党派さん (ワッチョイ 9b33-lTRq)垢版2022/07/13(水) 18:10:42.19ID:wDOvTQTr0
⑤日本外交を立て直し、日米関係再構築、
日中・日韓・日ロ関係改善、インド・ベトナム等と幅広い関係を築く
1000無党派さん (ワッチョイ 9b33-lTRq)垢版2022/07/13(水) 18:11:38.46ID:wDOvTQTr0
⑦子育て支援強化
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